2022年9月、東京駅前に新しいバスのりばとして「バスターミナル東京八重洲」が開業しました。東京ミッドタウン八重洲の地下にあり、主に高速バスが乗り入れていますが、東京駅の改札口からのはどのようにアプローチできるでしょうか。

八重洲地下街を一気に抜ける

 2022年9月、東京駅八重洲口に「バスターミナル東京八重洲」が開業しました。周辺に点在する高速バスのりばを集約するもので、全面開業は2028年度の予定ですが、最終的には乗降用20バース、待機用8バースを備える国内最大級の規模となります。

 ここに最も近い東京駅の改札口は、八重洲南口です。東京駅の東海道新幹線側にある改札口のうち最も南側にあります。やや分かりづらいのが、この改札を出て目の前に見える高速バスターミナルは、バスターミナル東京八重洲ではなく、既存のJR高速バスターミナルであること。目指すのは、このJR高速バスターミナルから外堀通りを挟んだ向かいの高層ビル「東京ミッドタウン八重洲」の地下にあります。

 地上ならば外堀通りを渡ればよいですが、地下から雨に濡れずにアクセスできることもウリになっています。実際に地下ルートを歩いてみました。


「バスターミナル東京八重洲」に最も近い東京駅八重洲南口改札口(2022年9月、柴田東吾撮影)。

 八重洲南口(地上)を出ると、目の前に下り階段があります。階段の向こう側のJR高速バスのりばを見ながら下り、まずは八重洲地下街へ向かいます。

 下りきったらわき目もふらずに直進します。この通路には名前が付いており、「南口通り」といいます。

バスのりばは地下2階

 端まで行きついたらエスカレーターの手前を右に曲がります。ここはすでに東京ミッドタウンの地下1階で、そのまま進むと右手にバスターミナル東京八重洲の案内・チケットカウンターが見えてきます。

 カウンターの手前にあるエスカレーターを下ると、目的地のバスターミナル東京八重洲に到着です。目の前にはコンビニエンスストアがあります。ルートのほとんどは地下を通るので、雨に濡れることはないでしょう。曲がるのは1回だけ、単純明快です。

バスターミナル東京八重洲まで何分かかる?

 八重洲南口からバスターミナルまでの所要時間をスマホアプリ片手に測ってみると、バスのりばにあるエスカレーター付近を基準とした場合、3分47秒でした。ただし、東京駅の各ホームから八重洲南口改札口までは距離があるほか、バスターミナル東京八重洲にはバスのりばが6つあるので、乗り継ぎには時間に余裕を持った方が良さそうです。