姿見えてきた「松山駅高架化」工事進行中 東西地区つなぐ″新駅前広場″も
いよいよ2面4線の「高架駅」が姿を現してきました。
2024年完了めざし工事進行中
高架化工事が進む愛媛県松山市の松山駅(画像:愛媛県)。
愛媛県松山市のターミナル駅、JR予讃線の松山駅周辺で連続立体交差事業(高架化)が進められています。愛媛県はこのほど、9月末時点での工事進捗を発表しました。事業完了は2024年度の予定です。
松山駅は1927(昭和2)年に開業。以来約100年にわたり、地上駅として愛媛県の中心駅となってきました。現在の駅舎になったのは1953(昭和28)年です。
しかし地上駅であることから、駅の東西地区のアクセス性が乏しいままとなっており、周辺でも踏切による渋滞など、課題が発生していました。そのため、2009(平成21)年から連続立体交差事業が進められてきました。松山駅の高架化により、計8か所の踏切が除却されます。
まずは南隣の市坪駅周辺の複線化や、北伊予駅周辺の改良、車両基地の移転と南伊予駅の開業などが完了。現在はいよいよ松山駅周辺の高架橋の建設工事が大詰めを迎えています。
現在の松山駅はホーム2本の1〜3番線ですが、高架化後は2面4線で1〜4番線となる予定です。高架駅は、留置線が広がっていた駅西側の敷地に建設中です。現在の地上駅のスペースは、新たな東口駅前広場として再開発される計画です。