三方五湖の公共交通「ゴコイチバス」今年も運行中 敦賀駅直行便は増便
熊川宿行き「クマゴコバス」も運行されます。
2年目の実証運行
JR駅と三方五湖の主要地をむすぶ「ゴコイチバス」(乗りものニュース編集部撮影)。
福井県嶺南にある国の名勝・三方五湖を周遊する路線バス「ゴコイチバス」が、昨年に引き続き実証運行されています。
「ゴコイチバス」はJR敦賀駅や美浜駅を発着し、観光道路「三方五湖レインボーライン」経由で山頂公園や遊覧船乗り場をむすびます。車窓からも三方五湖や、複雑に入り組んだ若狭湾の情景を望むことができます。
北陸新幹線の敦賀開業を見据え、敦賀から若狭地域への周遊を促進する施策として行われる、この実証運行。昨年は11・12月の土休日に実施されましたが、今年は9月17日に運行スタート。12月11日までの土休日まで約2か月間運行されます。
運賃は一例として、敦賀駅〜山頂公園が1000円、山頂公園〜三方駅が700円。「2日乗り放題乗車券」は、敦賀駅出発が2000円、小浜線の美浜駅出発が1200円。さらに1000円をプラスすることで、山頂公園入園券(通常900円)と年縞博物館・若狭三方縄文博物館共通観覧券(通常700円)がセットになったフリーパスが購入できます。
昨年との違いは、敦賀駅発が3便から4便へ増便したこと。敦賀発10:45発に乗り、山頂公園に1時間滞在して、次の便に乗って敦賀駅14:21着、といったプランも可能となります。敦賀駅着の最終便は、途中の山頂公園を18:11に出発します。
また、滋賀県の近江今津へ抜ける「鯖街道」の旧宿場町「熊川宿」へのアクセスを担う、「クマゴコバス」も1日3往復運行されています(昨年は「ゴコイチバス熊川線」)。昨年は三方駅発着でしたが、今年は山頂公園を発着。三方五湖から熊川宿へダイレクトに移動できるようになりました。
「クマゴコバス」の運賃は300円で、500円で2日乗り放題のフリー切符も発売されます。熊川宿へは小浜駅と近江今津駅をむすぶ西日本ジェイアールバスの「若江線」も利用できます。