ゼロシュガー飲料ブランドのスーン(Swoon)の共同創業者であるクリスティーナ・ロス・ブランクファイン氏も、この意見に同意している。飲食料品の分野では、これまでも、高い営業効率が実現されることを示す指標、たとえば、既存店売上高の増加などが常に重視されてきた。しかし、景気後退の可能性が高まり、ブランドの資金調達が難しくなることを考えると、「できるだけ粗利益を増やすためにどうするか」がより注目されるだろうと、同氏はいう。要するに「規模を拡大してもうまくいくビジネスなのか」が問われていると、同氏はまとめている。後期ステージのブランドからも、同様の話が出ている。モルト氏は最近、プライベートエクイティカンファレンスに出席したが、そこでは、「存在するべきでないビジネスへの過剰出資は終わった」と唱えられていたという。後期ステージで注目されたのは、EBITDAの成長と、その元となる計算値、つまり、粗利益や貢献利益などだったという。「現在のEBITDAが500万ドル(約6億8400万円)であれば、現在のプロファイルで7500万ドル(約102億5500万円)にできる道筋はあるのか」。来年、消費財のスタートアップは、険しい道を歩かなければならない。投資家は、売上の増大を犠牲にすることなく主要な収益性指標を向上させることを期待しているが、事業の運営にかかるコストはさらに値上がりするだろう。「創業者たちが現在感じているプレッシャーのひとつは、あらゆるものが値上がりしていることだ」と、ロス・ブランクファイン氏は述べている。「材料費、人件費、その他事業に関係するあらゆるコストが値上がりしている」。「コストの増大という圧力に耐えながら成長を続けるという、タイトなバランスだ」と、同氏は続ける。「資金を求めてうろうろせずに、今は耐え、次の18カ月をできるだけうまくやり過ごせ、といわれている」。[原文:DTC Briefing: In a scarce fundraising environment, startups are asked to balance profitability and growth] ANNA HENSEL(翻訳:ジェスコーポレーション、編集:戸田美子)Image via Made in/Sanzo/Swoon