ミス・アジア・グローバルの台湾代表、カオ・マンロン(高曼容)さん=facebook.com/manjung0217から

写真拡大

(桃園中央社)ミスコンテスト「ミス・アジア・グローバル」に台湾代表として出場するカオ・マンロン(高曼容)さんがマレーシア・ペナンで13日に開かれた国際イベントの開会式で、中国からの圧力を受けて登壇を拒まれていたことが分かった。外交部(外務省)は14日、国際的な場であらゆる卑劣な手段を使って横暴に台湾の人々や民間活動を抑えつける中国の悪質な行為に対し、同部として「強い非難」を表明した。

カオさんは情報通信技術(ICT)関連の国際イベント「世界イノベーション・テクノロジーサービス会議(WCIT)2022」の開会式で、各国のミス・アジア・グローバル代表が一人ずつステージ上に登場する場面で登壇を阻まれた。その場に居合わせていた余宛如・桃園市政府資訊科技(情報技術)局長が13日、自身のフェイスブックで明らかにした。余氏によれば、カオさんは自身の番が回ってきていざステージに上がろうとしたところ、関係者に引っ張られて登壇を止められたという。

余氏は「全ての出場者が登壇して自身の国の国旗を振った時、最後の最後で中国の圧力によって主催者側が台湾代表をステージに上げられなかったと知った」と背景を説明した。余氏が公開した動画には、涙を流すカオさんの姿が写っている。

外交部は、中国の脅しを受けて誤った決定をした主催者側に対して深い不満と遺憾を示すとともに、主催者に厳正に抗議をするよう駐マレーシア代表処(大使館)に指示したと説明。「中華民国台湾は主権が独立した民主主義国家であり、台湾の人々には国際社会で自身の国家の旗を広げ、国家へのアイデンティティーを示す権利がある」と強調した。

(葉臻/編集:名切千絵)