YouTubeがストリーミングサービスに加入できる「チャンネルストア」を2022年秋に立ち上げる可能性があると、ウォール・ストリート・ジャーナルが報じています。記事作成時点ではどのサービスがストアに含まれる可能性があるかについては言及されておらず、YouTubeが様々なエンターテインメント企業と話し合いを行っていることだけが伝えられています。

YouTube Advances Plans for Streaming Video Marketplace - WSJ

https://www.wsj.com/articles/youtube-advances-plans-for-streaming-video-marketplace-11660341418



YouTube is reportedly working on a channel store - and so is everyone else - The Verge

https://www.theverge.com/2022/8/13/23304183/channel-bundles-youtube-streaming

YouTubeの視聴者数は月間20億人以上で、その多くがYouTubeにGoogleアカウントとクレジットカードを登録しています。記事作成時点で、月額64.99ドル(約8700円)で契約できるケーブルチャンネルのオンラインパッケージであるYouTubeTVでは、HBO Maxなどのサブスクリプションを追加できます。

YouTubeが計画しているのは、YouTubeのアプリ上で複数のサブスクリプションサービスと自由に契約できる「チャンネルストア」という機能で、YouTubeで番組や映画の予告編を無料で試聴し、その映画を見ることができるサブスクリプションサービスにYouTube上で加入できるようになります。

このチャンネルストアはYouTube内で2020年から検討されており、1年半前から準備が進められていたとのこと。すでにGoogle TVアプリのコードから、50の無料チャンネルがチャンネルストアから登録できることが示唆されています。ウォール・ストリート・ジャーナルはYouTubeを運営するGoogleの親会社であるAlphabetにコメントを求めていますが、返答は得られなかったとのこと。



YouTubeの製品管理担当ヴァイスプレジデントであるクリスチャン・オーストリーン氏はIT系ニュースサイトのThe Vergeに対して「コンテンツがバンドルで配信される場合でも、時間をかけて他の配信方法を探す場合でも、YouTubeは素晴らしいパートナーになれると思います。私たちは本当に健全な方法でパートナーとなるサービスと共存できると考えています」とコメントしました。