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1. カーメイトINNOギアキャリー160

執筆:Hideaki Hamasaki(浜先秀彰)

発売されたばかりの最新モデル。世界で初めての「持ち運べるルーフボックス」で、自宅でキャンプ道具などの荷物を詰めて駐車場まで移動し、そのままクルマのルーフへと積載ができる。

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これを実現したのはカーメイト独自の「クイックロックシステム」。


「カーメイトINNOギアキャリー160」は、まるでキャリーケースのように引っ張って移動できる。    浜先秀彰

あらかじめベースキャリアの上に専用の「クイックベース60(別売/税込2万7500円)」を取付けておき、その上にギアキャリーを載せて固定をする。

クイックベースとギアキャリーの接続は2か所のレバーを引き上げて鍵をかけるだけときわめて簡単で手早くできる。

10cmのタイヤ 移動時の静粛性にも配慮

ギアキャリーには収納式ハンドル、直径10cmのタイヤが備わっており、マンションの通路などでも音が響きにくく、スムーズな動きでキャリーケースのような移動が可能。

不整地、河川敷の砂利道、試験機などでテストを行い、耐久性も高められているという。


クイックベースの上に固定した「ギアキャリー」。2か所のレバーを引き上げて鍵をかければOK。    浜先秀彰

容量は160Lで2人分までのキャンプ道具(テント、タープ、テーブル、チェア2脚)の積載を想定。ただし積載時に重く感じる場合は、荷物を間引くか2人で積載をしたほうが良いだろう。

デザインは従来からのルーフボックスのような流線形ではなくヘビーデューティなトランクのようなもの。縦置き、横置きに自立するため自宅内でも場所を取らず収納しやすい。

製品サイズは280×1130×710mmで重量は8.8kg。最大積載量は50kgとなっている。価格は税込み7万1500円。

2. ケンウッドBN-RK600-B

屋外で電気製品を活用できるようになるのがポータブル電源。キャンプなどアウトドアレジャーだけでなく災害時などにも活躍する。

AC100Vを2口、USB端子を3口、DC12Vシガーソケット端子を備えた3ウェイ電源仕様で、スマホやノートパソコンに加え小型炊飯器や電動工具などへの給電に対応し、家庭用電気製品を長時間使用できる。


ケンウッドBN-RK600-B    JVCケンウッド

前面パネルは操作性に優れたレイアウトで、視認性に優れたディスプレイも搭載。

内蔵されるリチウムイオンバッテリーは複数の専門機関により安全性が確認されたもので、独自の安全基準に基づいたさまざまな検証もクリア。同社の全国サービス網による修理受付などアフターサービスにも対応している。

質量6.5kg、充電容量626Wh/174000mAh、AC定格出力500W(瞬間最大1000W)というスペックを搭載。持ち運びやすさと性能を高次元でバランスさせている。

3. ネオトーキョーHUD2023

ダッシュボード上に設置し、Wi-FiやBluetoothで接続したスマホの映像を映し出せるヘッドアップディスプレイ。

車載機器上でスマホの機能を安全に使えるApple CarPlay(iOS)、Android Auto(Android OS)に対応し、走行中にも地図アプリやメッセージアプリ、音楽アプリ、ハンズフリー通話などの機能を利用可能だ。


ネオトーキョーHUD2023    ネオトーキョー

クリアスクリーン上にスマホの画面が表示され、操作はすべて音声で行える。

また、音声アシスタントの呼び出しにはステアリングに装着できる無線ダイヤルリモコン(付属)を使える。スマホで再生した音楽をクルマのFMラジオへと飛ばせるFMトランスミッターも内蔵した。

本体の取付けは粘着テープででき、電源はアクセサリーソケットから取得。車種を選ばず装着できるだろう。

4. ジャパンアベニューJA304

車内の電源を手軽に増設できるアイテム。取付け性に優れたコンパクトなボディには3基のシガーソケットを備えており、合計最大120Wまでの範囲でさまざまな車載電装機器の接続ができる。

また、USB端子が4基用意され、うち3基は従来の最大4倍のスピードで充電が可能なQuickCharge3.0急速充電ポート。


ジャパンアベニューJA304    JAPAN AVE.

残りの1基はタブレットやノートPC向けの20W出力PDポートとなっている。最大8.5Aに対応し、複数台の同時充電でも充電速度が遅くならない。

安全保護機能が充実し、安心して使用できるのも嬉しいポイント。9〜30Vまでの電圧が測定でき、リアルタイムの電圧を小型ディスプレイに表示。10.5Vを下回るとLEDランプが点滅して警告を発する。

電源プラグを純正シガーソケットに挿し、本体を付属ホルダーとともに車内の平面部分に両面テープで貼り付けて装着。サイズは140×66×32mmで、重量は230gとなっている。

5. データシステム・テレビキット(切替タイプ)

純正のカーナビやディスプレイオーディオは、車両の走行を検知するとテレビ映像が映らなくなり、音声のみに切り替わってしまう。

これはドライバーによる走行中のテレビ視聴を防止する安全対策だが、助手席や後席の同乗者にとっては大きな不満だ。


データシステム・テレビキット(切替タイプ)    データシステム

テレビキットはクルマが走行中でも停車中と同様にテレビ視聴ができるようになるアイテム。さまざまな車種に適合し、新型車用も続々とリリースされている。

本体は手のひらサイズで、純正システムとの接続はカプラー付きのハーネスを割り込ませるだけ。車両側への加工作業が不要なため、クルマを乗り替える際にノーマルへ戻すのも簡単だ。

本体はインパネ内に取付け、小型サイズのインジケーター内蔵スイッチを好みの場所に貼り付ける。

また、商品名は「テレビキット」だが、ほとんどの車種で走行中のカーナビ操作制限が解除できる。助手席の人が目的地を変更したり、立ち寄り地点を探すことが可能となるのだ。

なお、車種によっては付属スイッチがなくON/OFF操作が不要な「オートタイプ」、純正風スイッチが付属した「ビルトインタイプ」、純正ステアリングスイッチで操作ができる「スマートタイプ」もある。最新の適合情報は同社公式ウェブサイトで確認を。