好投を見せた巨人・山伊織 (C) Kyodo News

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◆ 「非常に価値ある」四球ゼロ

 巨人はホームで阪神に7−0の快勝。

 同一カード3連敗を阻止するとともに、後半戦初勝利を掴んだ。

 オールスター戦の直前からチーム内で新型コロナウイルス感染症の陽性者が相次ぎ、今月2日にようやく試合を再開することができた巨人。

 直後の2試合は連敗を喫したが、この日は先発の2年目右腕・山粼伊織が見事な投球を披露。チームに勢いを呼び込んだ。

 試合勘がなかなか取り戻せなかった野手陣も、2回に一挙5安打を集める猛攻で5得点。若き右腕を援護すると、7回には丸佳浩が右中間スタンドへ一発。8回にも代打の増田陸が一発を叩き込み、7−0と投打で阪神を圧倒した。

 山粼伊織は自己最長の8回を投げきり、球数は109球。被安打3で無四球・5奪三振で無失点の好投。5月18日の広島戦以来となる今季3勝目(3敗)を挙げた。

 この日の投球について、4日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した球団OBの斎藤雅樹氏は「ものすこく良かったか、というとそうではなかったように思う」と振り返り、「高めに浮くボールもあったり、甘いボールもあった」ことを挙げながら、良かったポイントとして「間隔が空いたことでまっすぐに力が戻っていましたね。そして決めるところでしっかりと変化球を決めた」と解説。

 良くない中でも「粘り強く投げて、ストライクゾーンで勝負ができた」点を収穫に挙げ、「その結果が四球ゼロですよね。これができれば球数も少なくなるし、こうやって自己最長の8回も投げられる」と、先発としての仕事を果たした背番号19を称えた。

 また、番組MCの高木豊氏も「四球なしというのは非常に価値がありますよね」と同調したうえで、「完封はできなかったかな…?」と正直な想いも吐露。

 斎藤氏は「本人としては、行けと言われたら行く気だったかなと思う。ただ過去に肘の故障もありましたから、今年は大事にというところ。監督と投手コーチで話をして、ここまでとなったのかなと」とベンチの考えを推察した。

 今回は8回・109球での降板となったが、斎藤氏が語ったようにこの投球が継続できれば、完投・完封のチャンスは今後も出てくることだろう。苦境のチームの救世主となるか、山粼伊織のさらなる飛躍に期待したい。

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2022』

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