誰もが必ず暴力団とつながっている アワビの45%が密漁品という漁業の闇 - BLOGOS編集部
※この記事は2018年12月12日にBLOGOSで公開されたものです
「食べてるあなたも共犯者!」――。そんなキャッチフレーズで、魚貝類の採捕から流通まで漁業の現場に暴力団が深く浸透している実態を暴いた『サカナとヤクザ 暴力団の巨大資金源「密漁ビジネス」を追う』(小学館)が、人気を集めている。著者は暴力団など組織犯罪を専門に扱い続けるフリーライターの鈴木智彦氏(以下、敬称略)。
ウナギの稚魚であるシラスは「3分の2が密漁・密流通」。アワビは「日本で取引されている45パーセント、およそ906トンが密漁」だという。日常的に食卓に上がる魚介類の流通には密漁が蔓延り、暴力団の重要なシノギ(収入源)となっている実態がある。
鈴木は、密漁団への直撃や、東京・築地市場への潜入など得意の体当たり取材を通じ、海で暗躍する暴力団の姿を圧倒的な取材力と細部にこだわった描写で伝えている。取材に費やした5年間を振り返ってもらった。【BLOGOS編集部 岸慶太】
暴力団が活動する現場を壊滅させることが不可欠
――アワビの45%が密漁品という、当たり前のように密漁品が市場に流通している実態に驚かされました。刺身や焼き魚を食べていても、何か黒いものを感じてしまいます。
暴力団は無関係の存在ではないと、知っていただきたかったんです。必ず生活のどこかに寄生していて、知らず知らずのうちに暴力団にお金を払っていることもある。
「暴力団なんて僕の生活に全然関係ない」って言う人もいるかもしれないけど、「今回のサカナはどうですか」って示せば、「あっそうですね」って言ってくれると思います。社会は必ずつながっている。俺は暴力団を壊滅させることに賛成だけど、暴力団の寄生している対象を潰さないと壊滅できない。
鈴木は岩手・宮城両県の取材を通じ、密漁の収益で建てた“アワビ御殿”の存在など密漁が非常に儲かるシノギであることを示しつつ、取り締まりが難しく法律が抑止力になっていない現状を指摘した。東日本大震災の津波の影響で、密漁団が好き放題に活動できるようになった状況を、「濡れ手にアワビ」との表現で伝えている。
――密漁取材のきっかけは(NHK連続テレビ小説の)「あまちゃん」だったと。
当時、「あまちゃん」が流行っていて。編集者と打ち合わせで飲み会をしていたら、「黒いあまちゃん」は絶対いるはずで、探しに行こうと。2013年のことです。
――岩手や宮城の沿岸部は東日本大震災の津波で、密漁への対策ができなくなった。密漁団はその隙に付け込みました。
ガラスの割れたコンクリートの建物だけが残っていて、木造の家屋はもうなかったですよね。もともとはそこに人が住んでいたんですけど。
震災前は(密漁を警戒する)監視船もあったし、船が来るとパッと光るライトもあった。そもそも沿岸に漁師が住んでいたし、人の目は必ずあったんです。
警察と海保の不協和の影で捜査情報が漏洩
――密漁の取り締まりが難しい現状も指摘しています。
警察と海上保安庁が連携していないんです。情報共有もないし、合同で捜査をしても縄張り意識があって、自分たちの情報を教えない。
密漁は暴力団犯罪だから、警察からは「マル暴」と呼ばれる刑事が出てくる。これが特殊な人たちで、現場を仕切り始めるんですが、周りはすごく嫌なんです。情報も出さないし、威張り散らすし。
暴力団のことは自分のテリトリーという意識がすごく強いから情報を出さないし、露骨に「海保が情報を漏らす」みたいなことも言う。現に、マル暴が作っているチャート(事件の概要をまとめた資料)が全部密漁団に漏れていて、海保の方は「警察から漏れているんじゃないか」って。
警察はチャート作るのが好きなんですけど、全部漏れている。ウチにもあるんで、ネットに載せてやろうかなと思いました(笑)。
――「アワビで儲けたお金を彼ら(暴力団)に上納している」など、海保職員の証言に説得力があります。本音を話す取材源を探すのに苦労したのではないでしょうか。
海保に電話すれば、こういった具体的な回答が簡単に返ってくると思われそうですが、そんなわけはありません。腹を割った会話ができるまでに5年かかりました。仲良くなって情報漏洩をさせる作業ですね。
潜入取材から見えた「はみ出し者の受け皿」としての築地
東京・築地市場には2013年12月から4か月間潜入し、午前1時に自宅をバイクで出発して翌朝まで仲卸の配送人としてアルバイトをする生活を続けた。東京都が維持・管理する市場に暴力団が関わる密漁品が平然と並ぶ実態を描いている。
――築地には4か月間アルバイトとして潜入しました。
築地は朝型の仕事で、時給が破格にいいんです。築地に行けば稼げるというのが昔からあって。会社、仕事がダメになっても、ここに行けばなんとかなるみたいなのは感じました。
肉体労働の現場は仕事ができる人が正義で、発言力があるんです。前職とか学歴とか全く関係ない。私も身分証を出さなかったし、銀行口座も求められなかった。犯罪者でも逃げている人でも働ける。
――様々な境遇の人が集まる築地を「はみ出し者の受け皿」「おおらかさ」と表現しました。築地から豊洲へと市場も過渡期にあります。
ホームレスが路上の魚のあらを拾っているのを見た築地の社員が、「寝るとこないなら、働いてけ」と。そうして社会復帰した例が結構あるんですって。今なら住民票がない人は雇わないだろうけど、昔は関係なかった。
今後はどんどん是正されて、息苦しくなるんだろうけど、「おおらかさ」はなくなってほしくないです。東京都って毎年うるさくなってきてる。
潜入の社会的意義を示すため取材は万全に
――4か月後に勤め先の役員から「(密漁のアワビが)売られてるよ」との証言を得ました。
現物を見て、「これが密漁された産地偽装品ですね」って確かめて、写真を撮らないといけなかった。なぜかというと、この本で後々訴えられるとしたら、仲卸からだと思っていました。
Amazonやユニクロに潜入して取材するなら社会的意義が認められるけど、小さな仲卸でアルバイトをしたのが密漁を調べるためだったと言っても、裁判で負けると思ったから。だから、犯罪の立証だけは確実にしないとだめだと思いました。
――勤め先の仲卸には出版のことを伝えるものなのでしょうか。
フリーライターで飯が食えないんで、アルバイトがしたいと言って面接を受けて。仲卸には全く嘘をついていないし、聞かれたことは全部正直に言いますけど、(辞めた今も)聞かれないことは伝えない。
働いた仲卸は築地ではアワビでぶっちぎりで有名なとこで、本当は名前も出したかったんですが。個人の犯罪をあげつらうのではなくて、業界全体の体質というのが問題なんで。仲卸はみんな「密漁がなんで悪いの」と思っているでしょう。マイクを向けられたら、口に出さないけど。
「本気を見せろ」取材許可のため暴力団側がテスト
北海道では、密漁団の直接取材に成功し、スイッチ一つですべてのライトが消える特別な設備の車や、取り締まりへの対策を含めた密漁の実態について、「野球のチームと同じ」などの言葉とともに聞き出した。取材先に食い込んだ結果、密漁団にスカウトされる展開となったが、丁重に断った。
――北海道では実際の密漁団に直撃しました。暴力団ルートで取材にこぎつけたのですか。
すぐには紹介してくれず、暴力団もこっちを試すことを言ってくるんですよ。つまり、「密漁団会いたいの?なら凪の日に海に行けば?」って。絶対試されていると思って(笑)。直撃しろ、根性見せてから頼みに来いって意味ですよ。
2週間も函館に泊まって海岸線に行って、「密漁団ですよね」「今夜どうですか」と怪しい車に声かけまくって。それをやっているのを見ていて、ようやく紹介してもらえた。
密漁は現在進行形の犯罪。内情はやっぱり書かれたくないんですよ。そういう“がんばったアピール”を見せて、少しずつ近づきました。
――暴力団をテーマに書いてきた実績もうまく働きましたか。
俺たちはこれまで、暴力団の書いて欲しいことだけ書いてきた。でも、今回のような出したくないことなら歓迎されません。ただ、暴力団を必要以上に怖がらないのは、すごく有利だと思います。いちいち暴力団が出てきても、ふつうに「あっ、こんにちは」。その他、暴力団を扱ってきたことが得だと思うことはなかったです。
密漁品が並ぶ朝市で見た地元メディアによる喜劇
――危険な目にも遭いましたか。
殴られるのは無かったけど、メガネを壊されました。函館の密漁団の元締めみたいなのが、朝市で店をやっているんです。これが安いんですよ。密漁ものだから(笑)。
そこに地元のテレビ局がお姉ちゃんを連れて「わあ、函館の朝市です。おいしいです」ってロケに来るんですよ。それを見ていると、壮大な漫画(笑)。すごい喜劇ですよね。「ちょっとどうなのよ」って思うわけですよ。
俺北海道生まれだし。新聞社にはすごく幻想があって、特に地方のマスコミ魂は中央に負けないジャーナリズム魂を見せてくれると思っていた。なのに、「何だ、この体たらくは」ってがっかりしちゃった(笑)。
そうすると、俺が突っ込んでやろうってなって、ちょっともめたりして。やっぱり、向こうはそんなこと書かれたくないんですよ。
冬の北海道でボンベに空気を入れる人は「100%密漁」
――地元メディアも密漁品ということは知っているんですよね。
北海道で冬に毎日ボンベに空気を入れに行く人なんて、100%密漁ですよ(笑)。マイナス10度の海に潜る人いますか?いないですよね。
だから、誰が密漁団かは警察も海上保安庁も分かっていて、地元のメディアはすぐ取材できるはず。でも、なぜできないかと言うと、地方紙は地方の悪いところを書けないからですよね。
――函館では、密漁品を扱う水産業者が「大企業も、消費者も同罪だべ」と。
海沿いのどのすし屋がすごく安いとテレビで話題になったら、お客が殺到するけど、安いということはなんかあるんですよ(笑)。インチキがあるから安くて、それって密漁ですよねって。もしくは何か利益がでる特別な仕組みがあるんだよねって考えてほしかった。
密漁に苦しむ三陸の漁師の恨み「俺が晴らします」
――現状は密漁品を買う側の検挙も難しい。
あまちゃんの舞台になった三陸で、アワビを扱っている人は、「(密漁品が)絶対築地で売っている」「東京の人が食べている」「悔しい」って言うわけですよ。漁師、海保も言う。
だから、アワビの取材をした後、年末に築地で働くことにしたんです。その時は変に頭が熱くなっていて、「恨みは俺が晴らします」みたいな(笑)。
ヤクザの世界なら「俺が刺しに行きますよ」みたく(笑)。それで築地に行ったけど、2か月ぐらいで「あっ。売ってるわ」って分かってしまった。
――売り手も買い手も違法という意識はあるけど、「大したことはない」と思っている。
そうそう。アワビを築地で一番そろえている店として、いつ客に言われても出せるようにしたいってことですよ。「密漁品も手に入る俺のルートすごいでしょ」ってことですよね。悪いとは思っていない。
「密漁、別に良くない?」繰り返した自問自答
俺も冷静に考えて、「そんなに悪いことなのかな」って悩んだりするんです。自問自答の嵐ですよ。「これ正しいの?合っているの?」って。「密漁って別にいいんじゃない?」「いやダメだよ。ダメ、ダメ」って(笑)。行ったり来たり考えながら、1000回ぐらい考えて。
一方で、考えているうちに日本の漁業ののっぴきならない現況があって、もう密漁に目をつむっていられないなって思いました。漁業の危機があるんですよね。
――例えば資源の枯渇。
五輪は国連のSDGs(持続可能な開発目標)を尊重していて、持続可能性に配慮した食材を用意する必要があります。勝川俊雄さん(東京海洋大学准教授)がよく言っていたんですけど、漁業に目を向けると、北海道のホタテと三つ、四つぐらいしか出せない。
東京五輪はどうするかとなって、日本は水産庁の天下りを使って新しい団体を作って、日本でだけ通用する新しいエコラベルを作り始めた。こういう話を聞くと、「さすがにまずくないか」って思いますよね。
死と隣り合わせの漁師は酒、女、バクチにふける
――千葉・銚子市は戦後、暴力団の強い影響下にあったことを記しています。命を落とす漁師が非常に多い「海の難所」でもあり、死と隣り合わせでいる恐怖もあったのでしょうか。
そんな環境で刹那的になるから、酒、女、バクチにふけったんだと思うんです。
明日死ぬなら、貯金いらないじゃないですか(笑)。何に使うのかと言ったら酒と女とバクチ。俺だって来年死ぬって決まっていたら、禁煙なんかしないですよ。バカバカ吸いますよ(笑)
――禁煙中ですか。
禁煙始めたんだけど(笑)。未来が見えないような生活だったら、やっぱり刹那的になりますよ。
銚子と根室の話は面白すぎて、どうしても入れたかったんです。銚子の話は15年ぐらい前に地元の暴力団に取材して、その時に「うわ、面白い」と思って。ずっと秘蔵していたんですよ。
捨て去られる話を拾うから面白い生の話になる
北方領土を追われた元島民が多く住む北海道・根室市では、旧ソ連のスパイとして情報を提供することで北方領土近海での操業を許された「レポ船」の栄枯盛衰を紹介。その後、巡視船を振り切れる高スピードの小型船「特攻船」を使った密漁など、暴力団や公安関係者などの思惑が複雑に絡み合った港町の歩みを紐解いた。
――レポ船からは、北方領土とそれに絡む、日ロの外交、政治に翻弄された住民の姿が浮かびました。
レポ船の話は70年代のマスコミに人気のテーマの一つでした。スパイに漁業、ヤクザに公安ってとにかく絵柄が派手じゃないですか。
北海道新聞の本田良一さんが書いた『密漁の海で―正史に残らない北方領土』という本があって。彼の書かなかったことは、警察と海保の不正。警察と海保だけがきれいだったわけではないんですよ。
ヤクザに牛耳られ丸め込まれて、一つの地域の漁業をやっていたんだから。ジャーナリズムがなかなか書けずに捨て去る要素を俺が補填しないと生の話にならないだろうと。で、生の話のほうがおもしろい。
――汚い話は捨てられがちだが、そこも含めることで初めて全体が見えてくる。
嫌な言い方ですが、例えば、いじめの問題。いじめって面白くて、快感なんですと。でも、そういう発想にジャーナリズムは絶対に立てない。だから「なぜこんなひどいことをするのか!」って憤るしかない。でも、実はいじめって楽しいんですよ。子どもたちがするのは楽しいからですよ。だから、大人の世界だっていっぱいあるじゃないですか。悲しいことですが。
もちろんジャーナリズム的な視点って大事なんですよ。新聞にはすごく憧れを持っていたし、今もある。ジャーナリズムが死んだら国が死ぬ。けれども、ジャーナリズム的視点には限界もあって、そういう論点で進めると話が解決しないことがたくさんあるのです。
「ウナギはこのままじゃやばい」と研究者は声にすべき
鈴木は、台湾や香港など海外まで取材を広げ、シラスウナギが国内に密輸される流れを説明。香港の養鰻関係者からは「黒幕は日本の輸入業者と養鰻業者」との言葉も引き出す。
――ウナギの稚魚が密輸されている現状も記しました。ウナギの絶滅が懸念される中、重要な視点です。
東京海洋大学の勝川さんが言うのは、みんなウナギが大好きで、かば焼きがおいしいからこんだけ話題になるのであって、食べる文化をなくしたら、関心もなくなってウナギが絶滅するって。
エビデンスがはっきりしないってことで、研究者の先生は口ごもっているんですよ。要するにデータが無いとか、正確ではないから「ウナギを食べていいのかわからない」と。「エビデンスは無いけど、調べた限りそうだから、予防的見地で今のままじゃやばいです」ってはっきり言えばいいと思うんですが。
それを言わないから、専門店では食べていいけど、安い牛丼屋ではうなぎを食べるなとかよくわからない話が出てくる。安かったら牛丼屋行くよ(笑)。
密漁への暴力団関与を認める水産庁は「お花畑」
――水産庁の職員が暴力団の関与を認めたのには笑ってしまいました。
「噂なら聞いている」ぐらいならまだしも。「いや、いますから」って(笑)。水産庁の水産なんちゃら課のあなたが言いますかって。名刺をさらしてやろうと思ったけどやめました(笑)。
これまで(暴力団の関与を)認めてくれなくて何回も苦労してきたんです。「公共工事に暴力団が入ってきてますよね」っていうのを役所に言って散々認めてくれないのに。水産庁は緩いんですよ。他の省庁に比べたらちょっとお花畑なんですよね(笑)。
例えば、新宿区役所は歌舞伎町に暴力団がいて、暴力団系の店があるということを認めるかどうか。「そういう話があるけど、うちの役所では把握しておりません」と言うと思うけど。
取材を断る漁協には目を向けられたくない何かがある
――ディテールにこだわった原稿で、臨場感を持って楽しめました。
読者は、俺の目を通じて漁業を見るのが一番楽しいだろうと。ストーリーがないと心の中まで届かない。簡単に言うと、面白くないものは読んでもらえない。
新聞記事のようにファクトを集めてやっても、密漁の面白さは伝わらない。だから、一つ一つを物語にするし、読者は俺の目を借りて一人称になる。一人称になる限りは、俺の目が正しいかどうかをいつも疑っていないといけない。
――今回の取材では、被害者である漁協から取材を断られ続けました。
漁協は密漁の被害者なのに、取材に応じてくれない。ということは、密漁をきっかけに目が向いたら困ることがあるんです。被害者が一番触れてほしくない事実があるんだなって。それはみんな知らないはずですよね。
被害を受けている人間が口をつぐんで、できれば発信しないでくれっていう話。こういうのは部外者がこじ開けて提示していかないと、世間の目に触れない。そういう点に今回の取材の意義はあったんだと思います。
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著者プロフィール
鈴木智彦(すずき ともひこ):1966年北海道生まれ。日本大学芸術学部写真学科除籍。雑誌・広告カメラマンを経て、ヤクザ専門誌『実話時代』編集部に入社。『実話時代BULL』編集長を経て、フリーライターに。週刊誌などに暴力団関連の記事を寄稿している。主な著書に『ヤクザ1000人に会いました』(宝島社)、『ヤクザ500人とメシを食いました!』(宝島sugoi文庫)、『全員死刑 : 大牟田4人殺害事件「死刑囚」獄中手記』(小学館文庫)など。Twitterのメンションは「@yonakiishi」。特設したブログ(http://yatasuzuki.hatenadiary.jp/)では、「サカナとヤクザ」取材のこぼれ話や書籍に掲載しなかった写真などを披露している。