いじめ対策には刑事告訴を!弁護士のツイートが話題に「べんごし、という、きみのみかたになってくれる人がいるよ」 - BLOGOS編集部
※この記事は2018年09月19日にBLOGOSで公開されたものです
ここ数日、いじめについて言及したあるつぶやきがTwitter上で大きな反響を呼んでいる。「大阪名物パチパチ弁護士」という人物によるツイートが、11万リツイート、14万以上の「いいね」を集め、多くの共感のコメントが寄せられているのだ。今回、この人物に匿名を条件にお話を伺うことができた。【取材:BLOGOS編集部 島村優】
ツイートの主は関西地方に拠点を置く弁護士の男性だ。所属する弁護士事務所は法律相談に力を入れ、日頃から可能な限り相談者の意向に沿った解決方法を提案しているという。
いじめ、依頼されたらここまでやるぞ!
- 大阪名物パチパチ弁護士 (@obpmb3fN93mQI9i) 2018年9月16日
いじめる奴は覚悟しとけ!
(1)加害者の刑事告訴
(2)加害者本人、場合によっては親権者への損害賠償請求訴訟提起
(3)公立学校の場合は国家賠償請求、私立学校の場合は学校への損害賠償請求
これ拡散すればいじめ減るかなあ。減ってほしいわ。
男性はツイートで、自身がいじめについて依頼された場合、
・加害者の刑事告訴
・本人または親権者の損害賠償請求訴訟提起
・学校への賠償請求
という方法を取ると書いている。
「きっかけとか、そんなもん特になくて、いじめを撲滅したいという思いは持っていたんです。で、ふと『いじめ格好悪い』というフレーズを目にして、それだけじゃいじめは解決せえへんよなと思って、自分ができることをツイートしたというか」
実際にいじめ被害者から相談された場合、上記のような方法を取ることもありうるという。
「相談者の意向によってはこうした手段も取ることができますよ、ということ。金銭面や手続き的な負担も、それに伴う大変なこともしっかり説明した上でな。
ケースバイケースやけど、そこまで大変な思いをして訴えても、法的な判断や相手の対応がこちらの思う通りにならないこともあるわけや。それでも『裁判所にいじめがあったことを認めてほしい』『被害を明るみにしたい』などといった人にはできる限り全力で協力していきたい」
刑事告訴や賠償請求を行って和解が成立した例もあるが、必ずしも依頼者の望んだ法的な判断がなされるわけではないという。それでも現役の弁護士がいじめに一石を投じ、議論を喚起した意義は大きいのではないだろうか。
「もちろんそうやな。これを見て何かを考えたり、少しでもいじめはアカン、割に合わんなと思わせて抑止力になったりすればいいなと。やっぱりいじめはすぐにでもなくさないとな」
ツイートには多くの返信が寄せられているが、回答は法律相談になってしまうので難しいようだ。どうしても相談したければ、DMで連絡が欲しいとのことだ。
いじめツイートに頂いたコメントに対して
- 大阪名物パチパチ弁護士 (@obpmb3fN93mQI9i) 2018年9月17日
1、頂いた質問には回答できひん。ごめんな。法律相談になってまうねん。
2、どうしてもワシに面談して相談・依頼したい方は相互フォロー依頼後メッセージ頂ければ友人を紹介する。規模が大きくなれば弁護団化も考える。
3、コメントほんま感謝や!
子ども向け
- 大阪名物パチパチ弁護士 (@obpmb3fN93mQI9i) 2018年9月18日
いじめられた人へ→べんごし、という、きみのみかたになってくれる人がいるよ。
いじめようとしている人へ→いじめられた人が、べんごしという人にたのんで、きみやきみのおやなどをうったえるかもしれない。かんべつしょという自由がないところにいくかも。
いじめはやめようね