私、清葉アキ子は現在47歳、絶賛婚活中。見た目はキレイなお姉さん系。都内出身、四年制大学を卒業後、編集兼ライターの仕事をしています。38歳から始めた婚活で体験したこと、わかってきたことをSuits woman読者の皆さんにお伝えできればと思い、ここで紹介します。婚活は、まさしくサバイバルなのです…。

癒し系の女性に集まるのは〇〇な男性…

先日、同世代の婚活女性と久々に会った。このコロナ禍の中、やはり、婚活は停滞気味。とはいえ、私よりはリアルに会っている! マッチングアプリでの「いいね!」の数は私より少ないが、「いいね!」を送ってくれる男性は同世代がほとんど(最近の私は、ひと回り以上年上の人ばかりなんですけど〜っ!!)。そんなこんなで、マッチング率も高い。

その彼女、リアルに会うことはできるし、その後、デートにも進展するのだが、マッチングアプリで知り合った人とは、おつきあいまで至ったことがないという。

つい最近、マッチングして数日メッセージのやりとりをして、会うことになった男性とは、3回目のデートで終了。たいてい、3回目のデートで終わると言う。それは彼女から離れることもあるが、向こうから連絡を絶たれることもある。50:50くらいの割合らしい。

マッチングアプリの場合、初回の面会で「アリ」か「ナシ」かの決断をする人が多いため、2回目のデートにこぎつけるのが難しいと言われている。その2回目のデートは難なくアポイントされるのに、なぜ、3回目で終わってしまうのか!?

彼女自身、「謎…」とぼやく。

彼女の見た目は、親しみ感のある癒し系。プロフィール写真を見ても、実物どおり。写真に偽りはなし。「私に『いいね!』を送ってくるのは、ほとんどが草食系っていうか、内気なタイプなのよね〜(笑)」と彼女。「いいね!」をくれた人リストを見せてもらったが、たしかに…。私の“オラオラ系づくし”がズラリと並ぶリストとは大違いだ〜っ!!

私が“オラオラ系”に罵声を浴びせられた話をすると、彼女は、そういう男性にはそうめったに会わないとか(同じアプリを使っているのに!)。ただ、彼女が「会いましょう」と言わないと、進展しないような相手ばかりだと言う。メッセージも受け身。デートも受け身。お誘いするのも、お店を決めるのも、待ち合わせ場所を決めるのも、彼女…。

あまりにも乗り気を感じられない対応に「私が微妙だったのか?」と思っていると、初回のデートのあと、メッセージは来るらしい。でも、また2回目のお誘いがあるわけではなく、彼女がお誘いすることになるらしい…。しないままでいると、どうでもいい話が永遠と続くだけらしい。

2回目デートも初回同様に彼女の仕切り。それでもメッセージは続く。そして3回目のデート。2回目のデートのあたりから、彼女が「今度はあなたの好きな行きたいお店に連れて行ってほしいな」とか「好き嫌いはないから、メニュー決めるのはお任せしちゃお〜♪」と相手に甘えるような感じでお任せしようとするのだが、やっぱり3回目も同様。彼女の好みや出方を探っているというわけではなく、完全に受け身のタイプって感じ。

どうでもいい上っ面なメッセージをどんなにやりとりしても、進展はしないんですけど…。

「最初は慣れていないだけかなって思うけれど、こういうタイプって、最初からやらないうえ、どんどんやらなくなるのよね。至れり尽くせりのお姫さま待遇なんて求めてはいないけれど、せめて、一緒に楽しもうというくらいはしてほしいのよね! 本音を言えば、デートくらいは男性に仕切ってほしいけれど…」と彼女。「アキ子のリストにいっぱいいる“オラオラ”くらいの人のほうがいいなぁ〜」。

いやいや、“オラオラ”おじさんたちは、イヤとか合わないとかじゃなく、本当に面倒だし、大ケガさせられますから!!

3回目のデートのあと、次の約束もするのに…

彼女曰く。3回目のデートにもなると、もはや、彼らは、完全に受け身になるらしい。「その気がないなら別にいいや…」彼女もそう割り切ってデートを終えるのだが、帰りには男性から「またお出かけしましょう」と言われるらしい…。

で、その後も何度かやりとりが続くのだが、次のデートの日にちを決めようとするあたりで、プツリとやりとりが途絶えるらしい。

話を振るのも、広げるのも彼女。「それなりに楽しませようとしているし、つまらないデートにはしていないはず!」と彼女。

「3回目のデートで、やらかしちゃった!という感じはないのよね…。過去の1〜2回目よりは、慣れてきたぶん、フレンドリーに話せている気がしたし、帰りも離れがたい雰囲気を醸し出していた感じがしたんだけどなぁ〜。」

「100歩譲って、突然、連絡が途絶えるのは許す。アプリでブロックされるなら『あぁ、イヤだったのね』って割り切れるけれど、ブロックもされず、やりとりしている人リストにはちゃんと残っているのよね…。退会でもなく、アプリにはアクセスもしているの! 合わなかったのならそれでしょうがない話だけど、『また会いましょうね』って言って、次のお出かけの場所などを決めている途中で途絶えるって、なんなの〜っ!? いっそのこと、目の触れないところに消えてくれ〜っ!!」と彼女は失笑しながらシャウト(笑)!

私は、アプリでの婚活を始めてからずっと、縁があった人とは、とりあえず3回までは会ってみようと思っていたので、3回目のデートがターニングポイントであることは、なんとなくわかるが…。内気な彼らも、「とりあえず3回」と思って会っていたのだろうか? 

ふと、過去にアプリで出会った内気な男性(アキ子判断)の何人かを思い出した。ある男性Aさんは、3回目のデートのあと、しばらくたってから、こんなメッセージを送ってきた。「3回目のデートでなにもなかったので、僕のことが気に入らなかったということですか?」。

Bさんは、3回目のデートの帰りに、「3回目のデートなので、今日は泊まりに行きたいです」と言ってきた。Cさんは、「3回デートしたんだし、今日はチューしていいですよね?」と言って迫ってきた(笑)。

「3回目デートのあとはチューやらなにやらは、してOK!」っていう、まるで昭和時代の恋愛マニュアル本みたいなこと、アラフィフにもなって、信じているのか!?

もしかしたら、彼女とデートをしていた彼らも、3回目のデートで“なにか”を期待していたのに、なにもなかったことで“この人とは終わった”と思ってしまったのだろうか?

「“3回目デート神話”って、アラフィフになっても信じてるもの?」と男友だち数人に聞くと、こういう答えが返ってきた。「それって、3回目だからどうの、じゃないよね! どこまで距離が縮まっているか、関係性の問題。いまどき、中高生でも、“3回目デート神話”を信じている奴なんていないんじゃない? 恋愛をちゃんとしてこなかった、経験値の少ない奥手な男がそういう“昭和の遺産”を30年以上信じ続けているんじゃない? (笑) 」と一蹴。

たしかに…。女性をデートに誘えないのも、デートが決められないのも、会話を広げられないのも、内気というか、経験値の少なさか…。

それにしても、3回目のデートで自分が行動を起こすのではなく、相手が起こすのを待ちつづけ、なかったことに幻滅する…って、変なの!

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