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テスラが、2019年のCybertruck発表の演出用に用意し、発売への意欲も見せていた電動ATV「Cyberquad」を、米国のキッズ向けに縮小サイズで発売しました。価格は1900ドル(約21万5000円)、最高速度は10mph(約16km/h)で、バッテリー満タン状態で15マイル(約24km)の航続距離を備えます。

子ども向けとは言っても決して足こぎ式ペダルカーなどではなく、フルスチールフレーム、クッション付きシート、調整可能なサスペンション、LED電飾を備える、そこそこ本格的な電動ATVに仕上げているのはイーロン・マスクのこだわりポイントでしょうか。ボディがCybertruckさながらにポリゴンチックなカクカクデザインなので、複数で走って接触したりすれば、当たり所によってはちょっと痛そう。また転倒時に目を突いたりしなければ良いがとあらぬ心配もしてしまいます。このATVを我が子に買い与えようという親御さんには、お節介ながら、あらかじめ責任を持ってヘルメットやゴーグルなど各種防具もいっしょに揃えてあげて欲しいところです。

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12月に入ってすぐ、世のパパ、ママたちがクリスマスプレゼント大捜索を開始するタイミングを狙い澄ましたかのように飛び出してきたCyberquad(縮小版)ですが、テスラがクリスマス前の納車を保証していないのはあらかじめ知っておくべき重要ポイントと言えるでしょう。もっとも、このATVは米国内のみの販売なのでわれわれ日本人が直接購入することはできません。

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オリジナルのCyberquadはCybertruckの荷台にジャストサイズでしたが、このキッズ向けCyberquadは、日本の軽トラや箱バンでも運べるナイスなレジャーマシンと言えそうです。縮小サイズとはいえ大人でも乗れなくもない大きさであり、マスクCEOには是非とも、日本での発売も検討して欲しいところ。そして願わくば、日本の道路事情に見合ったサイズのCyubertruckも企画して欲しいものです。

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Source:Tesla