iPhone 13シリーズの発売日(9月24日)を含む2021年9月第3週(9月20日〜26日)のAppleのシェアは69.6%と約7割に上昇。iPhone 13シリーズに限ると、売れ行きは、iPhone 13 Pro、iPhone 13、iPhone 13 mini、iPhone 13 Pro MAXの順だった

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 家電量販店の実売データを集計した「BCNランキング」によると、2021年9月第3週(9月20日〜26日)のキャリア・容量を合算したスマートフォン全体(PB商品除く)のシリーズ別販売台数1位は「iPhone SE(第2世代)」、2位は「iPhone 13 Pro」、3位は「iPhone 13」、4位は「iPhone 12」、5位は「iPhone 13 mini」だった。
 SIMフリースマホの1位はシャオミの「Redmi Note 10 Pro」で、全体では9位。新旧モデルを合わせたAppleのメーカー別販売台数シェアは69.6%と約7割を占めた。

 デザインはほぼそのまま(ノッチ部分は縮小)、「シネマティックモード」などのカメラ機能の強化やカラー名を一新した新しいiPhone 13シリーズは、日本時間9月15日発表、17日21時予約開始、24日8時発売。例年同様、カラーや容量によっては、予約分のみの販売・予約受付中だったが、こだわらなければ、人気のiPhone 13 ProやiPhone 13でも当日購入可能な在庫はあったようだ。

 今年10月1日以降に発売するスマートフォン(スマホ)は、原則「SIMロック」が禁止となる。iPhone 13シリーズに関しては先行してSIMロックフリーとなり、どのキャリアで購入しても対応周波数は全て同一という。

 新たな販売ルールがもたらす「全てSIMフリー」の意味を理解すると、ランキングの見方は変わるだろう。(BCN・嵯峨野 芙美)

*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計している実売データベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。