栃木県の郷土料理「しもつかれ」をイメージして創作した焼き菓子が23日、インターネット上でお披露目されました。

完成したのは、しもつかれの風味を再現したスコーンでプレーンのような見た目の「凡」と黒色の「鬼」です。

栃木県の郷土料理しもつかれの伝統を絶やさず新しい価値をPRする栃木市の団体「しもつかれブランド会議」と高根沢町の焼き菓子店「ミミベイクショップ」がおよそ3カ月間かけて共同で開発しました。

「凡」はしもつかれが苦手な人でも食べやすいよう酒粕を抑え目にし、「鬼」は竹炭で黒く着色しファン向けに酒粕を多めにしています。

生地に県産の小麦粉を使い、しもつかれと同じように大豆やにんじん、しゃけを独自にブレンドしました。

商品は、25日までミミベイクショップなどで限定で販売し、その後は反響をみながら受注販売を予定していて、開発者らは栃木の郷土料理の新たな可能性に気付くきっかけにしたいとしています。