秋の交通安全県民総ぐるみ運動が21日から始まり県庁前では22日朝、福田富一知事がドライバーに安全運転を呼びかけました。

福田知事や県の職員、警察官など20人が「マナーアップあなたが主役です」などと書かれた啓発用のプラカードをもってドライバーに注意を呼びかけました。

栃木県では子どもや高齢者に優しい「SEE、SLOW、STOPの3S運動」の推進や「夜間走行中の原則ハイビーム」の徹底を重点に運動を展開しています。

栃木県警察本部によりますと21日までの今年の県内の交通事故の発生件数は2661件と前の年の同じ時期と比べて67件減少していますが、亡くなった人は43人で4人増加しています。

亡くなった人のうち自動車が23人、歩行者が7人、オートバイが7人、自転車が6人で、年代別では65歳以上の高齢者が21人と半数近くを占めています。

一方、今年8月までの飲酒運転による人身事故は前の年と同じ44件で、死亡者数は5人に上り過去5年と比べ多くなっています。

秋の交通安全県民総ぐるみ運動は9月30日まで行われ、期間内には県内各地で交通安全の呼びかけが行われます。