現地記者が見た中国代表の現状…日本代表との一戦の行方は?
この一戦は中国のホームゲームながら、入国の際に厳格な隔離措置が取られることから、本国での開催を断念。代替開催地にはカタールのドーハが選ばれた。中国代表は8月26日に現地に入り、2日のオーストラリア戦に備えた(結果は0ー3の敗北。オーストラリアのホームゲームもシドニーからドーハに変更されている)。
中盤は主将のウー・シーと、チャンスメーカーのチャン・シージャーが軸となり、最終ラインはイングランド生まれの帰化選手タイアス・ブラウニングがまとめ上げる。オーストラリア戦の先発の平均年齢は30.3歳と、経験が重視されている。
日本戦に向けたチームのムードは、必ずしも良好とは言えない。
「(現中国代表に)このレベルの勝利の経験を豊富に持つ選手は、ほとんどいない」と指揮官も自信の欠如を認めている。「自分たちを信じるためにも、白星を重ねていく必要がある。特にW杯最終予選のような舞台では、勝利を手にして勢いに乗らなければならない」
その意味でも、オーストラリアとの初戦の完敗は痛かった。中国サッカー協会の代表チームへの手厚いサポートがあっても、やはりアジアのトップレベルとは差があることを思い知らされた。
同協会はカタールW杯出場を至上命題に掲げ、今シーズンの中国スーパーリーグを大幅に短縮。ファーストステージを8月中に終わらせ、W杯最終予選が行われる9月から11月までの間はスーパーリーグを行わず、ファイナルステージは12月から来年1月に開催することに決定した。
代表チームは8月18日からトレーニングキャンプを張り、初戦まで2週間、みっちりと全体練習を行ってきた。ドーハにも8月28日に入っている。その点では、日本より大きなアドバンテージがあると言える。彼らはオマーン戦の前に全体練習が1日しかできず、ホームでの初戦でオマーンによもやの敗北を喫した直後に、ドーハへ向かった。

