食費をおさえるスゴ技!年100万貯めている人の8割が実践
暮らしに欠かせない日用品や食材。ただなんとなく買っていると、1か月の出費は大きく膨らんでしまいます。必要なものだから仕方ない…とあきらめる前に、1円でも安く手に入れる方法を探してみて! 貯め達人が実践しているワザから、お金のプロのアドバイスまで、その方法を紹介します。
年100万円貯めている人の8割がしていること(※写真はイメージです)
食材や日用雑貨は、よく買うものだけに、価格の差が少しでも“ちりつも”で大きな出費になります。だからこそ、貯め上手な人の多くが意識して覚えているのが底値。
「底値を覚えていない人は、家計簿アプリでレシートを撮影してみましょう。次に買うとき比較ができ、続けるうちに見なくてもわかるようになります。たまにしか買わない調味料など、底値を覚えにくいものは、底値帳アプリに記録しておくと便利」と、節約アドバイザー・和田由貴さん。
ファイナンシャルプランナー・畠中雅子さんは、「よく買うものは、ネットの激安通販を狙っても。私がよく利用しているのは、サンプル百貨店。ステイホームで夫も子どもたちも家にいることが多いため、消費量の多いペットボトルのお茶を買っています。銘柄は絞られていて、消費期限が短い点に気をつければ、1本約60〜90円程度で買えるものも」とアドバイス。
では、実際に貯めてる人はどんなことをしているのでしょうか? 年間貯蓄が180万円! というエッセ読者・伊藤真美さん(仮名)のケースを見ていきましょう。
夫(41歳)、長女(5歳)の3人家族で、分譲マンション暮らし。フルタイムの派遣社員で現在は夫婦ともにリモートワーク中。趣味はポイ活や投資信託などのおトク活動。
<伊藤家の毎月の家計表>
買い物の仕方を工夫して日用品を安く手に入れる!
家族3人で食費3万円を毎月キープしている伊藤さん。その秘訣は、自作の底値メモを夫婦で共有すること。
「ムダな出費を徹底防止しています。行きつけのスーパーそれぞれの得意分野や底値を熟知しているから、買い出しのタイミングを合わせるだけでOK」。勝手に支出が安定して、無理なく予算を守れるようになります。
(1)買い物に行く日はポイントアップデーに合わせる
特売価格に一喜一憂するより、いつもの買い物で確実にポイントをゲットする方がラクでおトク。「ポイント付与率が高い日は調味料をまとめて買うなど、ジャンルも分けてます」
(2)必ず自転車で行く
「自転車カゴに入るだけと決めているので、必然的に余計な買い物が抑えられます」。自転車で行ける範囲の、いつもの店だけで買い物すれば遠出することもなく、時間も大幅に節約。
(3)使いきれるか不安なものはまずPBで挑戦
初挑戦の鍋の素やチューハイなどは、リーズナブルなプライベートブランド(PB)でお試し。「じつは大手メーカーの製造で品質も安心だし、とにかく安いからと割りきれます(笑)」
スマホのメモ機能で夫と共有することで、常に底値ゲットを実現!
その1:底値で買える“店名”を書いておく
会社帰りの夫に買い物を頼むとき、金額まで書いてしまうと混乱を招く場合も。“〇〇を買うときはあの店”とさえ伝われば、失敗なく買ってきてもらえます。
その2:底値を忘れがちな調味料などをメモ
店によって価格設定にばらつきが出やすく、高価なものも多いので、確実に安く買うことが必須。頻繁に買うものでもないので、“買いドキ”の見きわめが大切。
その3:価格だけでなくグラム単価を考える
とくに肉類は、“わが家の基準単価”を決めておくことで、「おトク」「割引」のポップに惑わされず買えます。大容量パックはより割安なので積極的に利用。
どんなものでも、安く買い物ができるとトクした気分に!毎日の暮らしに必要なものならなおのこと。おトクに買うための情報収集と買い方のコツを極めて、貯まる家計に弾みをつけましょう。
<イラスト/ニッパシヨシミツ 取材・文/ESSE編集部>
●教えてくれた人
ファイナンシャルプランナー。新聞、雑誌などに多数の連載をもち、全国でセミナーや講演も行う。『ラクに楽しくお金を貯めている私の「貯金簿」
』(ぱる出版刊)など著書多数
節約アドバイザー。「節約はムリをしないで楽しく!」をモットーに、消費生活や食生活など家事の専門家として幅広く活動。著書に『超かんたん!はじめてのスマホ決済
』(扶桑社刊)
年100万円貯めている人の8割がしていること(※写真はイメージです)
底値を知るにはアプリが有効。ネットの激安通販も狙い目!
「底値を覚えていない人は、家計簿アプリでレシートを撮影してみましょう。次に買うとき比較ができ、続けるうちに見なくてもわかるようになります。たまにしか買わない調味料など、底値を覚えにくいものは、底値帳アプリに記録しておくと便利」と、節約アドバイザー・和田由貴さん。
ファイナンシャルプランナー・畠中雅子さんは、「よく買うものは、ネットの激安通販を狙っても。私がよく利用しているのは、サンプル百貨店。ステイホームで夫も子どもたちも家にいることが多いため、消費量の多いペットボトルのお茶を買っています。銘柄は絞られていて、消費期限が短い点に気をつければ、1本約60〜90円程度で買えるものも」とアドバイス。
では、実際に貯めてる人はどんなことをしているのでしょうか? 年間貯蓄が180万円! というエッセ読者・伊藤真美さん(仮名)のケースを見ていきましょう。
●伊藤真美さん(仮名・東京都・40歳)のプロフィール
夫(41歳)、長女(5歳)の3人家族で、分譲マンション暮らし。フルタイムの派遣社員で現在は夫婦ともにリモートワーク中。趣味はポイ活や投資信託などのおトク活動。
<伊藤家の毎月の家計表>
夫の月収(手取り) 200,000円
妻の月収(手取り) 200,000円
児童手当 10,000円
収入合計 410,000円
住居費 80,000円
食費 30,000円
外食費 10,000円
水道光熱費 23,000円
通信費(携帯電話2台分、プロバイダーなど) 9,500円
日用雑費 10,000円
レジャー・交際費 10,000円
子ども費 21,000円
こづかい(夫) 10,000円
こづかい(妻) 10,000円
保険料(生命保険、学資保険など) 46,000円
貯金 150,000円
支出合計 409,500円
収支 +500円
妻の月収(手取り) 200,000円
児童手当 10,000円
収入合計 410,000円
住居費 80,000円
食費 30,000円
外食費 10,000円
水道光熱費 23,000円
通信費(携帯電話2台分、プロバイダーなど) 9,500円
日用雑費 10,000円
レジャー・交際費 10,000円
子ども費 21,000円
こづかい(夫) 10,000円
こづかい(妻) 10,000円
保険料(生命保険、学資保険など) 46,000円
貯金 150,000円
支出合計 409,500円
収支 +500円
達人の買い物カゴを拝見!店の傾向を知って、ムリなく底値買い
買い物の仕方を工夫して日用品を安く手に入れる!
家族3人で食費3万円を毎月キープしている伊藤さん。その秘訣は、自作の底値メモを夫婦で共有すること。
「ムダな出費を徹底防止しています。行きつけのスーパーそれぞれの得意分野や底値を熟知しているから、買い出しのタイミングを合わせるだけでOK」。勝手に支出が安定して、無理なく予算を守れるようになります。
●伊藤さんの買い物3か条
(1)買い物に行く日はポイントアップデーに合わせる
特売価格に一喜一憂するより、いつもの買い物で確実にポイントをゲットする方がラクでおトク。「ポイント付与率が高い日は調味料をまとめて買うなど、ジャンルも分けてます」
(2)必ず自転車で行く
「自転車カゴに入るだけと決めているので、必然的に余計な買い物が抑えられます」。自転車で行ける範囲の、いつもの店だけで買い物すれば遠出することもなく、時間も大幅に節約。
(3)使いきれるか不安なものはまずPBで挑戦
初挑戦の鍋の素やチューハイなどは、リーズナブルなプライベートブランド(PB)でお試し。「じつは大手メーカーの製造で品質も安心だし、とにかく安いからと割りきれます(笑)」
●伊藤さん流・底値メモのつくり方
スマホのメモ機能で夫と共有することで、常に底値ゲットを実現!
その1:底値で買える“店名”を書いておく
会社帰りの夫に買い物を頼むとき、金額まで書いてしまうと混乱を招く場合も。“〇〇を買うときはあの店”とさえ伝われば、失敗なく買ってきてもらえます。
その2:底値を忘れがちな調味料などをメモ
店によって価格設定にばらつきが出やすく、高価なものも多いので、確実に安く買うことが必須。頻繁に買うものでもないので、“買いドキ”の見きわめが大切。
その3:価格だけでなくグラム単価を考える
とくに肉類は、“わが家の基準単価”を決めておくことで、「おトク」「割引」のポップに惑わされず買えます。大容量パックはより割安なので積極的に利用。
どんなものでも、安く買い物ができるとトクした気分に!毎日の暮らしに必要なものならなおのこと。おトクに買うための情報収集と買い方のコツを極めて、貯まる家計に弾みをつけましょう。
<イラスト/ニッパシヨシミツ 取材・文/ESSE編集部>
●教えてくれた人
【畠中雅子さん】
ファイナンシャルプランナー。新聞、雑誌などに多数の連載をもち、全国でセミナーや講演も行う。『ラクに楽しくお金を貯めている私の「貯金簿」
』(ぱる出版刊)など著書多数
【和田由貴さん】
節約アドバイザー。「節約はムリをしないで楽しく!」をモットーに、消費生活や食生活など家事の専門家として幅広く活動。著書に『超かんたん!はじめてのスマホ決済
』(扶桑社刊)