じつはコスパのいい成城石井の高級バター。よつ葉バターやエシレを徹底比較
日本全国のみならず、世界じゅうの魅力的な商品がそろっているスーパーマーケット、成城石井。直輸入のワインやチーズ、自家製デザートやパンなどがファンの心をつかんでいますが、じつはバターの種類も豊富なんです。
365日、毎日成城石井で買い物をしているという成城石井マニアのライター・朝岡真梨さんが、おすすめのバターを4つピックアップしてくれました。
今回用意したのは成城石井で販売されている人気のバター4つ。
・成城石井大山バター 150g 432円
・よつ葉ポンドバター 450g 1025円
・セルドゥメール発酵バター 125g 1026円
・エシレバター 100g 1286円
よつ葉バターとエシレバターは有塩・無塩を選べるのと、小さいサイズでの販売もあるので、用途や家庭ごとの使う量に合わせて買えるのがいいなと思いました。
それぞれ量が異なるため、100gあたりに換算した場合の価格がいくらになるのかを比較してみました。
・成城石井大山バター 288円
・よつ葉ポンドバター 228円
・セルドゥメール発酵バター 820円
・エシレバター 1286円
国内産のよつ葉バターや大山バターに比べると、フランスから輸入しているエシレやセルドゥメールは関税や空輸費用が掛かっている分、割高です。日本のバターとフランスのバター、味わいに違いはあるのでしょうか?
それでは実際に食べ比べてみましょう。
業務用サイズで販売されているよつ葉ポンドバターは、この中では価格が最もリーズナブルでした。
よつ葉ブランドの製品は、北海道の大自然のなかで育まれた良質な生乳にこだわっている点に注目です。同じ価格で業務用の発酵タイプのバターも売られているのですが、この無塩タイプのバターの方が、酸味も穏やかでミルクの味わいがしっかり感じられます。
よつ葉社は、牛乳やカフェオレ、ほうじ茶オレといった乳製品が成城石井でも売られていて、ファンも多い人気ブランド。家でバターをたっぷり使いながらお菓子やパンづくりを楽しみたいときに最適です。
4つのバターのなかで、バターの白さがいちばん際立っていたのが大山バターです。
こちらは2007年に登場してから愛され続ける成城石井の人気商品。原料には、鳥取県のソウルドリンクとして知られる「白バラ牛乳」と同じ生乳が使われているそう。
しかも昔ながらの少量ずつ丁寧につくるチャーン製法が採用されていて、口当たりが驚くほどなめらかでクリーミーです。固めなので食べる前に室温に戻しておくと豊かなミルクの風味をより強く感じられます。
チャーン製法のバターは、つくるのに手間がかかる分、値が張りますが、成城石井オリジナル(プライベートブランド)なので、比較的リーズナブルに買えるのがうれしいですね。パンに塗って毎日食べたくなるバターです。
フランス中西部のエシレ村で、代々伝わる乳酸菌を大事に使いながらつくられている高級バターの王様「エシレ」。EUが農産品の保護を目的に、製造地域や原料、製造工程などの規定を満たした商品にだけ与える「A.O.P.(原産地名称保護)」の認定を受けた数少ないバターの産地でもあります。
ほぼ毎週フランスから日本へ空輸されているので、デパートや通販などでも手に入れることができ、すっかり日本でもお馴染みの存在ですよね。
フランスではステンレスのチャーン(攪拌機)が一般的なのですが、エシレは木製のチャーンを使っているため、まろやかさも香りも格別。ミルク本来のみずみずしいフレッシュな甘み、コクの深みもギュっと凝縮されていて、そのまま食べてもおいしいとファンの心を掴んでいる大人気のバターです。
厚めにカットして食べるとまるでチーズのようなユニークな塩味を楽しめるのが、最後にご紹介する「セルドゥメール」です。フランスの大西洋岸にあるノアールムーティエール島で採れる"Fleur de sel"(塩の花)と呼ばれる海塩の粗塩が練り込まれているんです。
現地フランスのコンテストで金賞に輝いたこともあり、シェフの間ではとてもポピュラーな存在なんだそう。見た目は、4つの中で一番黄色みが濃いのも印象的。
厚めにカットするとシャリっとした粗塩がアクセントになってバターのうま味がより引き立ちます。ステーキ肉に乗せるとバターのミルキー感と粗塩がお肉のうま味をグッと引き出してくれます。
食べてみると高級バターにはやはり高級な理由があり、圧巻のおいしさ。じつはコスパがよいのではと感じました。
なかなか旅行にすら出かけられない圧迫感のある夏になってしまいましたが、その土地の風土まで感じられるようなおいしいバターで、夏のおうち時間にプチぜいたくを添えてみてはいかがですか?
50か国200都市を超える海外旅行の経験をもとに各地のグルメや体験を紹介しているライター。国内の最新家電やモバイル機器に関する取材も多く、女性目線ならでは市場動向の分析が得意。料理と旅行についてのブログ「遊んでばかりのスナフキン
」が人気。夫婦そろって温泉ソムリエの資格を取得し、旅行と食事を楽しんでいる
365日、毎日成城石井で買い物をしているという成城石井マニアのライター・朝岡真梨さんが、おすすめのバターを4つピックアップしてくれました。
よつ葉バター、大山バター、エシレ、セルドゥメール。高級バターを徹底比較!
・成城石井大山バター 150g 432円
・よつ葉ポンドバター 450g 1025円
・セルドゥメール発酵バター 125g 1026円
・エシレバター 100g 1286円
よつ葉バターとエシレバターは有塩・無塩を選べるのと、小さいサイズでの販売もあるので、用途や家庭ごとの使う量に合わせて買えるのがいいなと思いました。
●100gあたりの値段を比較してみた
それぞれ量が異なるため、100gあたりに換算した場合の価格がいくらになるのかを比較してみました。
・成城石井大山バター 288円
・よつ葉ポンドバター 228円
・セルドゥメール発酵バター 820円
・エシレバター 1286円
国内産のよつ葉バターや大山バターに比べると、フランスから輸入しているエシレやセルドゥメールは関税や空輸費用が掛かっている分、割高です。日本のバターとフランスのバター、味わいに違いはあるのでしょうか?
それでは実際に食べ比べてみましょう。
●お菓子やパンづくりにたっぷり使いたくなる「よつ葉ポンドバター」
業務用サイズで販売されているよつ葉ポンドバターは、この中では価格が最もリーズナブルでした。
よつ葉ブランドの製品は、北海道の大自然のなかで育まれた良質な生乳にこだわっている点に注目です。同じ価格で業務用の発酵タイプのバターも売られているのですが、この無塩タイプのバターの方が、酸味も穏やかでミルクの味わいがしっかり感じられます。
よつ葉社は、牛乳やカフェオレ、ほうじ茶オレといった乳製品が成城石井でも売られていて、ファンも多い人気ブランド。家でバターをたっぷり使いながらお菓子やパンづくりを楽しみたいときに最適です。
●昔ながらの素朴なおいしさが光る成城石井の「大山バター」
4つのバターのなかで、バターの白さがいちばん際立っていたのが大山バターです。
こちらは2007年に登場してから愛され続ける成城石井の人気商品。原料には、鳥取県のソウルドリンクとして知られる「白バラ牛乳」と同じ生乳が使われているそう。
しかも昔ながらの少量ずつ丁寧につくるチャーン製法が採用されていて、口当たりが驚くほどなめらかでクリーミーです。固めなので食べる前に室温に戻しておくと豊かなミルクの風味をより強く感じられます。
チャーン製法のバターは、つくるのに手間がかかる分、値が張りますが、成城石井オリジナル(プライベートブランド)なので、比較的リーズナブルに買えるのがうれしいですね。パンに塗って毎日食べたくなるバターです。
●AOP認定!フランス産発酵バターの王様「エシレ」
フランス中西部のエシレ村で、代々伝わる乳酸菌を大事に使いながらつくられている高級バターの王様「エシレ」。EUが農産品の保護を目的に、製造地域や原料、製造工程などの規定を満たした商品にだけ与える「A.O.P.(原産地名称保護)」の認定を受けた数少ないバターの産地でもあります。
ほぼ毎週フランスから日本へ空輸されているので、デパートや通販などでも手に入れることができ、すっかり日本でもお馴染みの存在ですよね。
フランスではステンレスのチャーン(攪拌機)が一般的なのですが、エシレは木製のチャーンを使っているため、まろやかさも香りも格別。ミルク本来のみずみずしいフレッシュな甘み、コクの深みもギュっと凝縮されていて、そのまま食べてもおいしいとファンの心を掴んでいる大人気のバターです。
●シャリっとした塩の食感がアクセントの「セルドゥメール」
厚めにカットして食べるとまるでチーズのようなユニークな塩味を楽しめるのが、最後にご紹介する「セルドゥメール」です。フランスの大西洋岸にあるノアールムーティエール島で採れる"Fleur de sel"(塩の花)と呼ばれる海塩の粗塩が練り込まれているんです。
現地フランスのコンテストで金賞に輝いたこともあり、シェフの間ではとてもポピュラーな存在なんだそう。見た目は、4つの中で一番黄色みが濃いのも印象的。
厚めにカットするとシャリっとした粗塩がアクセントになってバターのうま味がより引き立ちます。ステーキ肉に乗せるとバターのミルキー感と粗塩がお肉のうま味をグッと引き出してくれます。
食べてみると高級バターにはやはり高級な理由があり、圧巻のおいしさ。じつはコスパがよいのではと感じました。
なかなか旅行にすら出かけられない圧迫感のある夏になってしまいましたが、その土地の風土まで感じられるようなおいしいバターで、夏のおうち時間にプチぜいたくを添えてみてはいかがですか?
【朝岡真梨さん】
50か国200都市を超える海外旅行の経験をもとに各地のグルメや体験を紹介しているライター。国内の最新家電やモバイル機器に関する取材も多く、女性目線ならでは市場動向の分析が得意。料理と旅行についてのブログ「遊んでばかりのスナフキン
」が人気。夫婦そろって温泉ソムリエの資格を取得し、旅行と食事を楽しんでいる