夏になると出てきて困るのが、ゴキブリ。できるだけ見たくないし、退治したくないですよね。

「昔からゴキブリに効くと言われているホウ酸団子をつくり始めてから、家の中でほとんどゴキブリを見なくなりました! ホウ酸さえ購入すれば、あとは家にあるものでつくれます」と話すのは、節約につながるエコな暮らしが国内外で人気なインスタグラマーの野村蘭さん。ホウ酸団子のつくり方を教えてもらいました。



昔からゴキブリ退治に使われてきた「ホウ酸団子」



最近は、ゴキブリ退治には市販の害虫駆除剤や殺虫剤などを使う人が増えていますが、昔は「ホウ酸団子」がよく使われていました。ホウ酸とは、結膜炎の治療などに用いられている白色の物質で、薬局で簡単に購入できます。値段も安く、1箱200〜300円位です。そのホウ酸を使った「ホウ酸団子」は自宅で簡単につくれます。

●ホウ酸団子のつくり方



【材料(3個分)】
・ホウ酸 3g
・小麦粉 大さじ3
・タマネギのみじん切り 大さじ1
・砂糖 大さじ1


【つくり方】


(1) 小麦粉にホウ酸とゴキブリの好物のタマネギと砂糖を混ぜて、ホウ酸団子をつくります。すべての材料を混ぜ合わせて水を適量混ぜ、耳たぶくらいの固さにします。


(2) お菓子の箱などを切った台紙に乗せて乾燥させます。べちょっとしているので、私は丸めずにスプーンですくって乗せています。乾燥したらホウ酸団子のできあがりです。ほかにも、ゴキブリの好物と言われている焼肉のたれを少量混ぜても効果があるそうです。

●ホウ酸団子を置くと効果的なところは?




ホウ酸団子は、ゴキブリが食べることによって効果があるので、ゴキブリが現れやすい場所に置きます。わが家では、洗面所の排水口から侵入して来ていたので、排水口周りに置いています。ほかにもお風呂場の周りやシンクの排水口、生ゴミを入れているゴミ箱、観葉植物の近くなど、ゴキブリが現れやすい場所に置くと効果的です。
ホウ酸団子を食べたゴキブリは即死するのではなく、脱水状態で何日か後に死ぬので、いつの間にかゴキブリを見なくなりますよ。

●ホウ酸団子の効果はどれ位持続?



ホウ酸団子を長期間セットしておくと、誘引性が悪くなるので、1年くらいを目安に交換しています。効果が落ちてきたなと思ったら、ホウ酸団子に焼肉の垂れを少量垂らすと、また効果がアップするそうです。

ゴキブリの駆除剤や殺虫剤は、どれが効くかわからなかったり、いろいろそろえると結構な金額になる場合も。ホウ酸団子は、ホウ酸以外は家にあるものでつくれます。

また、仕掛けておくだけで効果があるので、家の中で動き回るゴキブリを追いかけ回さずに駆除できています。ホウ酸団子を置いてから、家の中でほとんどゴキブリを見なくなりました。市販の駆除剤や殺虫剤を買うより、とても安くつくることができ、効果も抜群なのでぜひ試してみてください。

※ホウ酸は使用上の注意をよく読み、小児の手の届かないところで保管してください。また、ホウ酸団子は小児やペットなどが間違って口にしないような場所に置いてください。

●教えてくれた人
【野村 蘭さん】



インスタグラマー&1級ファイナンシャルプランナー。夫、中高生の娘2人の4人家族。無理なく続くゴミを出さないエコな暮らしを、インスタグラム(@zerowaste.japan
)で発信中。フォロワーは現在約15万人。