既報通りピエロ・インカピエが、バイヤー・レヴァークーゼンへと加入することが発表された。19歳のエクアドル人センターバックの獲得に際し、所属元であるタジェレス・デ・コルドバに移籍金800万ユーロを支払い、2026年までの5年契約を締結している。

 特にレヴァークーゼンでは今夏、スウェン・ベンダー(引退)、アレクサンダー・ドラゴヴィッチとイェドヴァイ(移籍)らがチームを後にしており、逆にクラブ・ブルージュからオディロン・コスヌ(20)を移籍金2300万ユーロで獲得。

 それに続くCBの補強に、フェラー競技部門取締役は「即戦力となるクオリティを持ち合わせた、トッププレーヤーとなれるだけの伸びしろもある選手」と評価。「対人戦に強く、高いサッカーIQをもち、テクニックに長けた選手だ」と言葉を続けた。

 最近では同選手は今夏開催のコパ・アメリカにて、準々決勝でアルゼンチン代表と対戦。惜しくもそこで敗退を喫し、相手のアルゼンチンは最終的には優勝を果たしている。「南米の大きな大会で、ワールドクラスの選手を相手に素晴らしいパフォーマンスを見せていた。将来の有望性を裏付けるものだったよ」と、ロルフェスSD。「前からチェックしていた選手ではあるがね」

 その一方で、今回の入団に際してインカビエは、「ブンデスリーガとレヴァークーゼンは、母国エクアドルのみならず、南米全体でその名が知られたクラブだ」と述べ、「今、僕はそこにいる。素晴らしいことだよ。レベルアップしてクラブのためになれれば、」と意気込みを語っている。背番号は、33。