森喜朗氏が東京五輪でまさかの「復権」・・・女性蔑視発言での引責辞任とは何だったのか?
東京五輪の開会式を巡る大スクープは大手一般紙やスポーツ新聞ではなく、地方紙の1面で放たれました。
石川県では大きなシェアを誇る北國新聞による独自ダネです。
「開会式に松井氏登場」
「長嶋、王氏と共演か」
「森組織委前会長が明かす」
スポーツ紙の記者が解説します。
「開会式の聖火ランナーを誰が務めるのかは、我々スポーツ紙も必死に取材を重ねていましたが、大変な箝口令が敷かれていました。そんな中で、まさか北國さんが抜くとは(笑)。しかも同紙の運動部長さんが、北國と太いパイプを有する森喜朗さんにわざわざインタビューして『教えて頂いた』というのがミソです。森さんの『オレを忘れるな。オレあっての東京五輪だぞ』という叫びが聞こえてきそうですよ(笑)」
森氏といえば、五輪東京招致の立役者として組織委会長を務めながらも、2月3日にはJOCの臨時評議員会で「女性がたくさん入っている理事会は、時間がかかります」と女性蔑視発言を展開。これが大問題となり、国際的な批判を受けた結果、引責辞任をしたのは記憶に新しいところです。
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しかし…。
あれから半年。「復権」の動きが加速しているのですから、開いた口がふさがりません。
前述の記者は言います。
「組織委内では森氏を『名誉最高顧問』とする案が検討されているというのです。6か月前にはあれだけの騒ぎを起こした張本人が、なんでそれほどのポストに就くのか、国民の理解が得られないのは明らかですよ。世論の反発を気にする政府内からは、反対の声が聞こえてきます」
組織委サイドでは6か月が経過し、東京五輪開催のために尽力してきた森氏の『みそぎは済んだ』という理解なのでしょうか。世間との認識のギャップは驚くほどです。
「東京五輪は空前の盛り上がりを見せているだけに、成功裏に終わってしまえば『森さん、ありがとう』という空気を醸成できるとの自信が組織委サイドにはあるのでしょう。森さんも『松井秀喜を呼べたのはオレの功績だ』と誇示したいのかもしれない。でももう84歳ですから。いつまでも『オレが、オレが』じゃなくて、後ろから温かく見守ることこそ求められている気もするのですが…」(前述の記者)
それにしても開会式のIOC・バッハ会長のスピーチは13分間にも及び、SNS上ではブーイングの嵐が吹き荒れました。森氏が太いパイプを誇るバッハ会長が、「森発言」を全否定する行動に出たことも、誤算の一つといえるかもしれません。
別に女性じゃなくたって、おっさんでも話が長い人は、長すぎるのだと。
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