山手線 線路切替で「過去最長運休」へ 新宿〜品川間(山貨)に毎時1〜2本の臨時運行
山手貨物線に臨時列車が走ります。
内回り電車 運転区間でも日中10分間隔に
JR東日本が2021年7月19日(月)、山手線の池袋〜新宿〜大崎間について、内回り電車を10月に丸2日間、運休すると発表しました。
渋谷駅の山手線内回りホーム(品川方面行き)を拡幅すべく、線路の切り替え工事を行うためです。JR東日本によると、線路切り替え工事にともなう山手線の運転見合わせでは、1987(昭和62)年の会社発足後で最長といいます。
山手線のE235系電車(画像:写真AC)。
10月22日(金)の終電後から、25日(月)の初電まで約52時間が工事期間で、23日(土)と24日(日)は、池袋〜新宿〜大崎間に山手線の内回り電車は1本も走らないことになります。
外回り電車は、本数を減らしての運転です。また、運休区間で並行する埼京線・りんかい線・相鉄直通列車、湘南新宿ラインでは運転区間の延長や増発が行われるほか、品川〜新宿間で特急「成田エクスプレス」などと同様の線路(山手貨物線)を使った臨時列車も走る予定です。
内回り電車は、大崎〜東京〜池袋間で折り返し運転を実施。日中は約10分間隔と、運転本数が大幅に減少します。またこの2日間、東京メトロ、都営地下鉄の全線などで振り替え輸送が実施されます。
渋谷駅の山手線ホームは現在、内回りと外回りで別の“島”になっていますが、将来的にひとつの大きな“島”を内回りと外回りの線路で挟む形になる予定です。