ブンデス2部ホルスタイン・キールは、スティーヴン・スクリプスキを獲得したことを発表した。28歳の攻撃的選手はフリートランスファーにて加入。今回は2024年6月末日までの契約にサインしている。キールのシュテーファー競技部門取締役は「彼を説得できて大変嬉しく思っている」と喜びをみせ、「経験豊富で、強力なフィニッシュをもつ、すべての攻撃的ポジションでプレー可能な、ダイナミズムをもった選手だ。我々としては中央の攻撃的MFとして起用する予定だよ」と語った。

 1.FCウニオン・ベルリンにて育成され、2018年まで地元クラブでプレーしていたスクリプスキは、その後にFCシャルケ04へと移籍。だがそこで苦戦を強いられており、2019/20シーズンの後半戦ではフォルトゥナ・デュッセルドルフへとレンタル移籍。ブンデス1部通算では36試合(4得点)、2部では136試合に出場し29得点をマークした経験をもつ。

 この夏をもってそのシャルケとの契約を満了していた同選手は、「ホルスタインは昨シーズン、リーグ争いとドイツ杯のその両方において目立つ存在となって、注目を集めたクラブだ。ここでの練習に参加してみて、チームの一員として自分の資質を発揮できることを心待ちにしているところだよ」と、クラブ公式にて語っている。

 なおこれでキールはこの夏、バイエルンからレンタルで獲得したヤン=フィーテ・アルプ、アイスランド人のホルムベルト・フリズヨンソン(ブレシア・カルチョ)に次ぐ、3人目の新戦力獲得に成功した。