【MLB】「私の球が悪いわけじゃなかった」大谷翔平、2打席連発に被弾投手も力なく苦笑い
外角低めのチェンジアップと高めのフォーシームを捉えられた
■ヤンキース 11ー5 エンゼルス(日本時間30日・ニューヨーク)
エンゼルスの大谷翔平投手が29日(日本時間30日)、敵地でのヤンキース戦で、本塁打王争いで単独トップに立つ2打席連続の本塁打を放った。3戦4発と止まらない二刀流。2発を浴びたヤンキースの先発ジェイムソン・タイヨン投手も「オオタニに投げた私の球が悪いわけじゃなかった」と弁解するほど、与えた衝撃は強烈だった。
「2番・DH」でスタメン出場した大谷は、3回の第2打席で外角低めのチェンジアップを捉えて右翼席へ3試合連続となる27号ソロ。さらに5回無死一塁で迎えた第3打席では、高めの94.7マイル(約152キロ)フォーシームに反応して打球速度112.4マイル(約181キロ)の“弾丸”28号2ランを放ってみせた。
タイヨンは6回途中5失点ながら今季3勝目を挙げたものの、大谷からの2被弾を米記者から問われると「かなり良い球だったと思っているが彼は……彼は途方もないよ(笑)素晴らしい打者だ」と苦笑い。本塁打を打ちまくり、両リーグ単独トップに立った姿に「今極めて調子が良くて、本当に手強い」とあらためて舌を巻いた。
大谷の2打席連続本塁打は、2018年8月3日(同4日)のインディアンス戦以来1061日ぶり。6月は月間13本塁打となり、2007年の7月に松井秀喜氏がマークした日本人月間最多本塁打記録に並んだ。30日(同7月1日)は今季12度目の先発マウンドへ。異次元の快進撃を続けている二刀流の底が知れない。(Full-Count編集部)