ジャイアンツ戦で6回6安打1失点、9奪三振と好投した大谷翔平【写真:Getty Images】

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ジャイアンツ戦で初めて粘着物質チェックを受ける

 米大リーグ・エンゼルス大谷翔平投手は23日(日本時間24日)、ジャイアンツ戦に「2番・投手」で先発出場。打っては3打数無安打だったが、投げては6回6安打1失点、9奪三振と力投した。初めての粘着物質チェックも受けたが、爽やかな笑顔で審判団とやり取りする実際の映像を米メディアが公開。米ファンからは「一流の振る舞い」「他の投手はメモを」などと反響が寄せられている。

 大谷のおおらかな様子が注目されている。マウンドからベンチへ戻ろうとするところ、粘着物質チェックのため審判が近寄ってきた。目的を悟った二刀流は、「おお!」と口を開き、自ら帽子とグラブを差し出す。着用しているベルトの前も外し、裏側を見せた。審判とやり取りし、互いに笑顔になる場面も。なんとも爽やかに、初の検査を終えた。

 実際の映像を、米ロサンゼルス地元放送局「バリー・スポーツ・ウェスト」公式ツイッターが公開。文面では「あなたは(その問題を)どう扱うか」と投げかけた。米ファンからは「俺の見込んだ男だ!」「この男から学ぶことは多い」「一流の振舞い」「彼はロールモデルだ」「最優秀健全賞も受賞だ。いま考えた」「他のMLB投手はメモを取ってください」「この笑顔を見て」「本当に礼儀正しい」などと称賛するコメントが並んでいる。

 不正投球の取り締まり強化のため、21日(日本時間22日)から開始されたこのチェック。度重なる検査に不快感をあらわにする選手もいる中、大谷と審判のやり取りも注目を集めていた。大谷は1-1の同点の場面で降板し、4勝目はならず。チームは延長戦の末、3-9で敗れた。(THE ANSWER編集部)