高齢者を狙った詐欺の被害を未然に防いだとして、小山市の大学生へ15日、警察から感謝状が贈られました。

詐欺を防いだのは白鷗大学1年の藤本壮さん(19)で15日、栃木県警生活安全部の大貫良之部長から感謝状が贈られました。

藤本さんが詐欺を防いだのは5月21日、JR小山駅前で80代の男性に公衆電話の場所を聞かれたことがきっかけでした。

公衆電話が近くになかったため、藤本さんは自分の携帯電話を男性に貸しましたが、男性の息子を名乗る男と男性の会話の内容をスピーカーで聞いていて、不審に思ったということです。

電話のあと、藤本さんが男性の本当の息子に電話をかけ詐欺だとわかりました。

男性は電話をかけ直して息子から詐欺だと指摘されるまで男の話を信じていたということで、警察では高齢者の家族などに対し、日ごろから詐欺に注意するよう呼びかけています。