新型コロナウイルスについて県と宇都宮市は12日、新たに34人の感染を確認したと発表しました。感染が確認されたのは栃木市、鹿沼市、那須塩原市真岡市、小山市、日光市、宇都宮市、上三川町の未就学児から70代までの男女34人です。

栃木市内の従業員がおよそ千人いる工場で、11日までに従業員10人の感染が確認されたことから県は、県内69例目のクラスターに認定しました。

工場は、陽性者が勤務するフロアに関係するおよそ50人にスクリーニング検査を実施していて今後、家族などにも広げて検査を行うということです。共有部分の消毒が充分でないなど感染対策が不足していたことが原因と見られます。

県内の感染者は累計6663人になりました。現在の療養者は261人でこのうち重症は10人入院調整中は31人となっています。

また、県は従来のウイルスより感染力が強いとされる変異株について、これまでに陽性が分かっている20代から60代までの男女8人から確認されたと発表しました。

県内の変異株の確認は804人となりました。

近県の状況です。埼玉県では1人の死亡と83人の感染、茨城県では84人の感染、群馬県では6人の感染を発表しています。