栃木県が2025年度に本格的な運行を目指す自動運転バスの実証実験が6日から茂木町で始まりました。

県では過疎化が進む中山間地域や観光、通学などでの交通手段の確保のため、4年後の2025年をめどに自動運転バスの本格運行を目指しています。

新型コロナウイルスの影響で延期となっていた実証実験の第一弾、茂木町での実験が6日からスタートし、福田富一知事や茂木町の古口達也町長らが試乗しました。

自動運転バスにはGPSのほか、屋根や車両の外側にセンサーが設置されていて、これらのセンサーで立体的に周囲の情報を読み取り障害物などを避けながら進みます。

今回の実証実験では運転手1人が常駐していますが、高齢化や運転手の担い手不足を見据えて将来的には無人での運転を目指します。

実証実験は6月20日まで行われ、道の駅もてぎから茂木駅、ふみの森もてぎまでのおよそ3.7キロを1日5往復運航する予定です。

期間中は一般の県民も無料で利用できるということです。

県では本格導入に向けて県内10カ所で実証実験を予定していて、今年度は茂木町のほか那須塩原市や小山市、壬生町で順次行っていきます。