オランダで経験を積む板倉 photo/Getty Images

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今季、オランダのエールディビジで全試合フル出場を果たした選手が2人だけいる。1人がAZのSBを務めるオーウェン・ワインダル。そして今季フローニンヘンでプレイする板倉滉だ。CBを主戦場とする彼の活躍もあり、チームは7位でシーズンを終えた。

186cmの長身を活かしたヘディングと球際の強さを武器にボールを奪い取るDF。2019年にチームへ加入すると、開幕戦から試合に出場して22試合に出場する。フローニンヘン2年目となった今季は全34試合フル出場を果たして1ゴール1アシストの活躍。チームの年間最優秀選手賞に選ばれるなど飛躍した1年となった。

2019年から日本代表に招集されると、28日に行われたFIFAワールドカップのアジア2次予選のミャンマー戦でA代表初ゴールをゲット。フル出場を果たしてチームの完勝に貢献した。

マンチェスター・シティからレンタル移籍中の板倉は、来季の去就について決まっていない。現状ではマンCへの復帰となる予定だが、来シーズンの所属クラブはどこになるだろうか。可能性として一番あり得るのは、フローニンへンに残留して再び主力として活躍することだろう。1年フルで戦い抜いた板倉がさらに自身を成長させるために、3年目のシーズンに挑むのがもっとも良いかもしれない。

ただマンCとの契約は来季までとなっており、他クラブへのレンタルも含めて来季の所属先は重要なものとなる。マンCで主力として活躍するために、さらに上のレベルでプレイする可能性もあるだろう。今季24歳となったCBの動向にも注目したい。