レアルで苦しむアザール photo/Getty Images

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レアル・マドリード史上最悪の補強はどれか。これは時折議論されるテーマで、レアルは過去に何度か大金を投じた補強で失敗してきた。

よく話題に挙がるのは元ブラジル代表MFカカーだ。ミランではバロンドールを獲得したものの、レアルではその輝きを発揮できなかった。クリスティアーノ・ロナウドに並ぶ目玉補強だっただけに、そのパフォーマンスに失望したサポーターも少なくないだろう。

他にも怪我続きだったDFジョナサン・ウッドゲイトなどがワースト補強候補として挙げられるが、それらの印象をFWエデン・アザールが変えてしまうかもしれない。

2019年夏にチェルシーから1億ユーロを超える移籍金でやってきたアザールは、加入当初から太り過ぎと批判されるなど苦いスタートだった。コンディション管理失敗が響いたのか怪我も続発し、ここまでレアルでは40試合しかプレイできていない。その成績も4得点7アシストと納得できるものではない。

カカーもレアルへ来た頃には状態が落ち始めていたと考えられているが、それでも120試合に出場して29得点39アシストの成績は残した。アザールがレアルで二桁得点&二桁アシストを記録するにはまだ時間がかかりそうで、ワースト補強候補に挙がってくるのは間違いない。

果たして挽回の時間は残されているのか。このまま終わるようなことがあれば、恐らくは21世紀を代表するレアルワースト補強となるだろう。