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もうすぐ東日本大震災から10年。非常用持ち出し袋を整理するなど、災害への備えをいま一度確認しようと考えている人もいることでしょう。非常時のことも考えて、常に備えておきたいのが大容量のモバイルバッテリーです。これにより、壁のコンセントから充電できなくても、数日間はスマホを延命できるからです。

モバイルバッテリー選びの際に気をつけたいのは、普段遣いできるサイズ感であるか、大容量でも本体への充電時間が短くて済む入力用USB Type-Cポートを搭載しているか、ポートの形状や仕様が自分の用途に合っているかなど。普段遣いすることで、常に最適な状態に保てますし、モバイルバッテリーに万が一異常があったとしてもすぐに気づけます。今回は、1万mAh超のものを紹介します。

壁から直接充電できてチャージャーにもなる Anker PowerCore Fusion 10000

コンセントプラグ内蔵で、チャージャーとバッテリーの1つ2役をこなすモバイルバッテリー。本体を充電しながら端末へも給電するパススルー充電にも対応しています。チャージャーとして普段遣いできるから、出かけるときにはコンセントから抜くだけで準備万端状態。外出先での「充電されていなかった！」を防げます。

ポートは5V/2.4A（12W）のUSB Type-Aと5V/3A、9V/2.22A（20W）のUSB Type-Cがそれぞれ1つ。合計最大出力は、USB Type-Cのみであれば20Wですが、両ポートを利用すると15Wに下がります。さいずは約82×28×35mmで、重さは約278gと持ち運びしやすい大きさ。もちろんプラグは折りたためるので、バッグの中でほかの端末や荷物を傷つけることはありません。Amazon価格は4790円です。

Anker PowerCore Fusion 10000（Amazon）

デザイン性◎ワイヤレス充電にも対応した MiPow Power Cube Pro 10,000mAh

オーソドックスなブラックとホワイトのほか、コーラルピンク、ネオングリーン、ミントブルー、レッドといったポップなカラーとキューブ状のデザインが、持ち歩く喜びを与えてくれるPower Cube Pro 10,000mAh。衝撃や熱に強いポリカーボネートとABS樹脂製なので、安全性も抜群です。搭載しているポートは5V/2A出力のUSB Type-Aと5V/1A出力のUSB Type-A、最大18Wでの入出力が可能なUSB Type-C。

ワイヤレス充電はQi規格で、最大10Wで出力できます。本体を充電しながら端末へ給電するパススルーに対応しているので、ワイヤレス充電台としても使えますよ。なお、4台同時充電に対応していますが、その場合は急速充電が1ポート、残りは標準速度での充電になります。バッテリー容量は1万mAh。サイズは87×80×23mmで重さは220g。ハンドストラップが付属しているため、バッグの持ち手部分に掛けて内側に垂らしておけば迷子になりません。貼ってはがせる滑り止めシートをワイヤレス充電部分に貼り付けておけば、少しの衝撃で端末がずれて充電できなかった、といううっかりも防げます。Amazon価格は6490円です。

MiPow Power Cube Pro 10,000mAh（Amazon）

デジタル表示でバッテリー残量がわかりやすい cheero Power Plus 5 10000mAh

ほとんどのモバイルバッテリーには、残量を示すLEDランプが搭載されています。3つ、4つ、5つとその数が多ければ多いほど、残量を正確に予測できますが、2つ点灯していたのに、突然切れてしまう、ということもしばしば。でも、cheero Power Plus 5 10000mAhはデジタルインジケーターを採用しており、パーセンテージで残量を表示するので、「こんなはずじゃなかった」を防げます。

バッテリーそのものの性能も優秀です。最大18WのPD入出力に対応したUSB Type-Cと、5V/2.4A（12W）出力のUSB Type-Aポートを搭載。USB Type-Aポートには、給電先の端末に最適な電力を供給する賢い充電「Auto-IC機能」も搭載しています。バッテリー容量が1万mAhと大容量でも、PD入力できるため本体への充電時間は約3時間。忙しい現代人にはうれしいですね。あらゆるムダを削ぎ落としたアルミ仕様の本体は、サイズが約46×98×24mm、重さ約205gで、バッグの中でじゃまにならないサイズ感。いつでもスタンバイさせておきたいモバイルバッテリーです。

cheero Power Plus 5 10000mAh（Amazon）

クレカサイズのフットプリントにたっぷり容量 AUKEY Basix Mini 20W

約27×57.7×80.5mmというクレジットカードとほぼ変わらないフットプリントサイズなのに、10000mAhの大容量、最大20WのPD出力対応USB Type-Cポートを搭載したモバイルバッテリーです。そのほか、QC対応で5V/2.4A、9V/2A、12V/1.5A出力可能なUSB Type-Aポートも搭載。

2ポート同時接続した場合の合計最大出力は20Wになります（2021年2月14日最新版）。USB Type-Cに入力しながらUSB Type-Aポートで出力するパススルー充電に対応。いざというときでも、準備万端の状態を保てます。また、角が取れた丸みのあるデザインなので、手になじみやすく、普段遣いしやすいでしょう。カラーはホワイトとブラック。Amazon価格は2898円ですが、ひんぱんにセールを行っているので、買い時を見極めたいところです。

AUKEY Basix Mini 20W（Amazon）

いざというときも安心？　防水防塵でソーラーパネル搭載の Anker PowerCore Solar 20000

2万mAhの大容量に太陽光発電機能を備えたモバイルバッテリー。しかも、IP65レベルの防塵・防水性能と耐衝撃構造を搭載しているため、非常時やアウトドア時でも安心して使えます。搭載ポートは最大18Wで入出力可能なUSB Type-Cと、5V/2.4Aで出力できるUSB Type-Aポートの2基。同時出力時には合計最大30Wとなります。

太陽光発電中は、端末への給電が可能ですが、USB Type-Cポートで充電中は、パススルー充電に対応していないので注意が必要です。なお、太陽光発電は、晴天時でも数日間かかるため、普段はUSB Type-Cポートで充電しておきましょう。約7時間で満充電にすることができます。サイズは約175×188×30mmで重さは約469gと少し大きめ。Amazon価格は7490円です。

Anker PowerCore Solar 20000（Amazon）