ゾウに鼻でたたかれ飼育員死亡 スペイン動物園

【AFP=時事】スペイン北部サンタンデル(Santander)近郊の動物園で24日朝、男性飼育員(44)が体重約4トンの雌ゾウに鼻でたたかれ、おりの柵に頭をぶつけ死亡した。園と地元当局が25日、明らかにした。
カバルセノ自然公園(Cabarceno Natural Park)の発表によると、男性は病院へ緊急搬送されたが、3時間後に傷が原因で死亡した。
事故当時、複数の職員が日課のゾウ舎の清掃をしており、ゾウは子どもと一緒に中にいたという。
カンタブリア(Cantabria)州の観光相は「一撃の威力は非常に強く、とても助からなかった」と述べた。
警察が捜査を開始した他、動物園も調査を進めている。同園の31年の歴史で、こうした事故が起こるのは初めて。
【翻訳編集】AFPBB News
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