皆さんは「パインアメ」を食べたことがあるだろうか。

黄色いドーナツ型をした、パイナップル風味の美味しいキャンディだ。大阪市のキャンディメーカー「パイン」が製造・販売している。

そんなパインアメに潜む「罠」について解説した画像が2021年1月26日、ツイッターに投稿され、話題になっている。それが、こちらだ。


食べたことがある人ならわかるはず(以下、画像はじょん・すみす(@mrjohniki)さんのツイートより)

これは、3DCGモデルで再現されたパインアメ。口の中で溶けていく過程を表現している。

一番左の角が目立つ図は、まだ口に入る前のものだろう。真ん中はしばらく舐めた後で、小さくなり角も取れている。

そして一番右は完全に溶けきる少し前の状態と思われる。三日月形になっていて、先端が赤い丸で強調されている。

この見るからに鋭そうな先端部分こそが、パインアメに潜む「罠」。丸いキャンディを舐めていたはずが、いつの間にか「チクリ」と口の中を刺してくるのだ。

画像を制作したのは、ツイッターユーザーのじょん・すみす(@mrjohniki)さん。

3DCGを使ったこの再現画像に対し、ツイッター上では、

「わかりみが深い」
「わかります...私パインアメ食べると絶対口の中切りますw」
「パインアメに親でも殺されたかのような解説で草」

といった声が寄せられている。

たしかに鋭くなる

Jタウンネットは27日、投稿主のじょん・すみすさんに詳しい話を聞いた。

映像制作系の仕事をしているじょん・すみすさんは、手が空いた時や思いついたアイデアをとりあえず形にしてみたい時などに、よくこうしたCGモデルを作ることがあるという。件のCGモデルを制作したのは26日の夕方ごろで、

「(画像は)CG制作ソフトウェアのスクリーンショットです。ツイッターのタイムライン上でパインアメがちょうど話題になっているのを見かけて、『そういえばパインアメは舐めてるとき一部だけ溶けて鋭くなるなあ』となんとなく作ったのがきっかけです」

と経緯を説明。タイムラインのツイートを見てから数秒でアイデアを思い浮かべ、それから3分もかからないうちに実際にモデルを制作したとのことだ。

その後、27日の昼頃には最初のモデルに着色したバージョンのものも投稿している。


色や光沢がついてよりリアルに

「最初の画像に関してはネタ画像ということで、スピード重視で制作しました。27日のお昼に投稿した画像は、実物のパインアメを参考に色や質感を簡単に再現してみました」(じょん・すみすさん)

ツイッターでの反響に対し、じょん・すみすさんは、

「最初は単純なネタ画像ということですぐに流れてしまうだろうと思っていたのですが、想像以上の反響があって驚いています。また、飴の溶けた部分を舌を挟んで『舌ピアスごっこ』をしてしまうという反応も多く、皆考えることは同じなんだなと感じました」

とコメントしている。