10月の消費支出額が13カ月ぶりプラスに - 1世帯あたりの金額はどれくらい?
総務省は12月8日、2020年10月の家計調査(2人以上世帯、速報)の結果を発表した。それによると、1世帯当たりの消費支出は28万3,508円となり、価格変動の影響を除いた実質で前年同月より1.9%増加した。増加は13カ月ぶり。前年10月は消費増税に伴う消費の落ち込みがあり、今年はその反動が出たとみられる。
○「家具・家事用品」の支出が大幅増
名目では前年同月比1.4%の増加。前月比(季節調整値)では実質2.1%増と、3カ月連続で増加した。
消費支出の内訳(実質)をみると、冷蔵庫や洗濯機などの家庭用耐久財や寝具類などが含まれる「家具・家事用品」は前年同月比39.7%増と大幅に増加した。この他、マスクなどの保健用消耗品が含まれる「保険医療」は同15.9%増、「住居」は同13.4%増、「教育」は同10.6%増など、全10項目中8項目で増加した。
一方、「交通・通信」は同3.0%減、交際費などの「その他の消費支出」は同12.4%減(消費者物価指数(持ち家の帰属家賃を除く総合)を用いて実質化)と、2項目で減少した。
また、2人以上の世帯のうち勤労者世帯の実収入は前年同月比(実質、以下同)2.5%増の54万6,786円と、10カ月連続で増加した。可処分所得は同2.6%増の45万5,775円と、6カ月連続の増加となった。
消費支出は同2.8%増の31万2,334円と、13カ月ぶりの増加。税金や社会保険料などの非消費支出は8万1,011円と名目で前年同月より1.5%増え、3カ月連続で増加した。
○「家具・家事用品」の支出が大幅増
消費支出の内訳(実質)をみると、冷蔵庫や洗濯機などの家庭用耐久財や寝具類などが含まれる「家具・家事用品」は前年同月比39.7%増と大幅に増加した。この他、マスクなどの保健用消耗品が含まれる「保険医療」は同15.9%増、「住居」は同13.4%増、「教育」は同10.6%増など、全10項目中8項目で増加した。
一方、「交通・通信」は同3.0%減、交際費などの「その他の消費支出」は同12.4%減(消費者物価指数(持ち家の帰属家賃を除く総合)を用いて実質化)と、2項目で減少した。
また、2人以上の世帯のうち勤労者世帯の実収入は前年同月比(実質、以下同)2.5%増の54万6,786円と、10カ月連続で増加した。可処分所得は同2.6%増の45万5,775円と、6カ月連続の増加となった。
消費支出は同2.8%増の31万2,334円と、13カ月ぶりの増加。税金や社会保険料などの非消費支出は8万1,011円と名目で前年同月より1.5%増え、3カ月連続で増加した。