「大阪人の『東京コンプレックス』に驚き。対抗心剥き出しなのに、どこか憧れもあるような...」【○○に引っ越して驚いたこと】
地元を離れて違う街に引っ越して、風土や食文化の違いに驚いた経験がある人、きっと少なくないはずだ。とくに県をまたいだ移動の場合は、そうしたカルチャーギャップに直面する機会は多くなる。
Jタウンネットでは、先日から「○○県に引っ越して驚いたこと」というテーマで読者から投稿を募集している。今回は、編集部に届いたメールの中から、「地元愛ギャップ」に関するエピソードをいくつかご紹介したい。
まずは、鳥取から大阪に引っ越したというNさん(30代男性)からの投稿だ。
大阪で生活を始めた彼が最も驚いたのは、街の発展度や方言の違いでも、タイガース愛の強さでもなく、何よりも「大阪人ならではの考え方」だったという。
いったい、どういう意味なのだろうか。Nさんのメールを読んでいこう。
「対抗心剥き出しなんです」
「鳥取から大阪に引っ越しをして、ここの人達の考え方に一番驚きました。テレビを見ていると、毎日のように東京に対して対抗心剥き出しなんです。だけどそれでいて、どこか東京よりも大阪が負けているという意識もあるような、ある種の憧れを持っているような...。そんな独特な感じを多くの人が持っているのに驚きました」(Nさんの投稿メールより)
Nさんが感じたというそれは、「東京コンプレックス」と呼べばいいのだろうか。
何となく、大阪人が抱いている東京に対するフクザツな感情を、この投稿メールが見事に言い表しているような気もするが......大阪のみなさま、いかがだろうか(筆者は関東出身です)。
ちなみに、Jタウンネットが過去に実施した「苦手な都道府県」アンケートでも、大阪ではダントツで「東京が苦手」だと答える人が多かった(2位は京都)。
「茨城人はとにかく県民意識が強く...」
続いては、千葉から茨城に引っ越したというSさん(40代女性)からの投稿だ。
「千葉県から茨城県に引っ越しました。茨城の人たちはとにかく県民意識が強く、茨城出身の芸能人やスポーツ選手のことはみんなまるで家族のことのように話すし、テレビで茨城が出てきただけでもすごく反応します。千葉県にいたときはあまり県民意識というものがなかったのでカルチャーショックを感じました」
千葉と茨城、距離は近いがその県民性には大きな違いがあるようだ。
茨城といえば、「魅力度ランキング最下位」の常連だ(2020年は8年ぶりにワーストを脱出)。茨城人はそうした立場をよく自虐するイメージがあるが、それも実は地元愛の裏返し、だったのかもしれない。
「○○県に引っ越して驚いたこと」募集します
Jタウンネットでは、他県に引っ越して味わった「カルチャーギャップ」に関する体験談を募集しています。
読者投稿フォームもしくは公式ツイッターのダイレクトメッセージ、メール(toko@j-town.net)で、どこからどこへ引っ越したのか、具体的なエピソード、年齢(20代、30代など大まかで結構です)、性別、職業を明記してお送りください。ご投稿、お待ちしています。