ドローンやジンバルのメーカーであるDJIが、人気のカメラジンバルブランド「RONIN」を刷新し、新しいジンバルブランド「DJI RS2」「DJI RSC2」を2020年10月15日に発表しました。そして、このDJI RS2の周辺機器として、LiDARスキャナを使った自動フォーカサーが登場。さっそくDJI RS2にLiDAR内蔵自動フォーカサーを組み合わせて撮影したムービーが公開されています。

f/0.95 Autofocus on Any Camera With LiDAR - Sony Addict

http://sonyaddict.com/2020/10/20/f-0-95-autofocus-on-any-camera-with-lidar/

カメラや周辺機器のレビュー動画を多数アップしているYouTubeチャンネル・MAKE. ART. NOW.が、DJI RS2のLiDAR内蔵自動フォーカサーを使って撮影した映像は以下から見ることができます。

RS2. Amazing Gimbal with AUTOFOCUS for any camera. New LiDAR sensor with focus motors! - YouTube

左がDJI RSC2で、定価は5万3900円。右がDJI RS2で、定価は8万6900円です。



DJI-RS2に装着されているのはソニーのα7S III



レンズはZhongyi Speedmaster III 50mm F0.95



そして、男性が手に取っているのが、LiDARスキャナによる自動フォーカサー



DJI RS2に接続することで、DJI RS2の手元にある液晶ディスプレイから設定が可能。



連動するギアボックスで、自動的にレンズのフォーカスを操作する仕組みです。



スマートフォンを通じて、リモートで撮影が可能。



緑のフレームが男性の顔を認識し、追跡しています。



α7S IIIには顔検出AF機能が搭載されています。左はソニーの顔検出AF機能で、右はDJIのLiDARスキャナ内蔵自動フォーカサーを使ってムービーを撮影したもの。なお、左はSIGMA 24-70mm F2.8 (ソニーEマウント対応)が装着されており、両者ともF値を2.8に設定した状態です。



顔検出AF機能では男性が顔を隠すとややピント合わせが遅れるところがありますが、3Dフォーカス機能ではカメラの前で前後に動く男性をより高い精度で追跡できているイメージ。



遠くにいても、LiDAR内蔵自動フォーカサーの方がきっちりと合わせている印象です。





もちろんDJI RS2とLiDAR内蔵自動フォーカサーは、他のカメラとも組み合わせることができます。自動Blackmagic Pocket Cinema Camera 6KとCarl Zeissの単焦点レンズ・Otus 1.4/55を組み合わせた例が以下。



どんなカメラでも簡単にオートフォーカスができるので、誰でもプロのカメラマンが撮影したようなクオリティの映像を撮影できるようになります。



ムービーでは他のカメラで撮影した動画が公開されているので、気になる人はぜひ自分の目で確かめてみて下さい。