男性が、恋愛において最も恐れていることとは?【ひとみしょうの男子学入門】

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数々のWEBメディアで恋愛コラムを執筆し、恋に悩める女性たちを救済してきた恋愛マイスター・ひとみしょう。長年の経験から培った独自の恋愛論で男心を解説します! 出会い、交際、別れ、結婚…などにまつわる“男の本音”をこっそり教えましょう。

■恋愛マイスター・ひとみしょうの男子学入門108



女性が恋愛に「キラキラ」や「ラブラブ」を求める一方、男性は「それらを求める気持ちはわからなくはないけど、おれは、もっと別のものを必死になって求めている」と考えています。

今回は、男性が恋愛においてじつは意識していることについて、一緒に見ていきましょう。

■仕事ができない男はモテない


男性は「仕事ができない男はモテない」と思っています。また、「お金がない男はモテない」とも感じています。なので、たとえば、マッチングアプリの男性のプロフィールには(書いていない男性もいますが)、「見栄えのする年収」や「見栄えのする職業名」が書かれることになるのです。

そういうのを書いて「遊びの女性」を「釣り」たいと思っている男もいますが、真剣に婚活している男性も、しっかり記載しています。それはつまり、先に言ったように、男性は「仕事ができない男はモテない」「お金がない男はモテない」と思っているからです。

■じつは男性が知っていること


――いえ、わたしは相手の年収はそこそこでいいし、職業もふつうのでいいの。こう思う女性もいるでしょう。でも、そういう女性であっても、「仕事ができそうな感じ」を、男性を選ぶ基準の1つにしていたりしますよね?もっさい感じの男性ではなく、仕事ができそうな雰囲気の男性を選びがちですよね?

お金や社会的地位を積極的に選ばない女性であっても、「できそうな感じ」がしない男性を選ばない――じつは男性は、この事実を知っているのです。要するに、男性が恋愛において意識しているのは、仕事ができる男でありたいということであり、できれば年収を上げたい、なのです。

■2週間に1度しかデートしない男性の本音


ところで、たとえば、2週間に1度しかデートしてくれない男性っていますね?そういう男性は、じつは恋愛に必死なのです。つまり「仕事ができる男になって、もっと彼女との関係をしっかりしたものにしたい」と思って必死に働いているのです。

女子的には「?」と思いますよね?わたしとの関係をもっとしっかりしたものにしたければ、最低でも週1でデートして、ラブラブした時間やキラキラした時間を一緒に過ごすべきでしょ?と思いますよね?

でも彼は「仕事ができない男のままだと、いつか彼女に愛想を尽かされる」と恐れているゆえ、週末に仕事をするのです。

■男性はつねに、恋愛を前にして恐れている


この話のポイントは「恐れている」です。彼は、「仕事ができない男のままだと、いつか彼女に愛想を尽かされる」と恐れている――この恐れが、男における恋愛の最大のポイントなのです。

男性はつねに、恋愛を前にして恐れています。女子が羽を伸ばして、心をほどいて、おおいに恋愛を楽しみ、キラキラやラブラブを感じていたいと思うかたわらで、彼は怯えているのです。

この怯えに女性が敏感であればあるほど、その女性は彼から愛されます。なぜなら、彼が怯えるのは「彼女は仕事ができない男に愛想を尽かすだろう」という彼の考えによるから。

つまり、あなたが「べつにそこまで仕事ができる人でなくてもいいよ。ふつうに働いて、平凡な家庭を築くことができればそれで十分しあわせなの」と彼に言うことができれば、結婚はすぐそこ、ということなのです。

がしかし、ぼくが見る限り、それを言える女性って少ないように思います。ことさらお金や、彼の社会的地位を欲しがらない女性であっても「仕事ができる感じで輝いている」その輝きに惹かれ、恋する女性が圧倒的に多いように見えるのです。

男がなぜか色っぽい女性に惹かれるのと同様、女性はなぜか「男性の仕事ができる感じ、つまり勢いのある男性」に惹かれる――だから男は、恐怖心とセットで、どうにか仕事に励まなくてはならないと思い込むようになります。

男性は恋愛においてじつは、孤独を意識しています。彼女のことを愛すれば愛するほど、仕事ができる男にならないといけないと思ってしまう、ああ孤独だ――これが男性の本音なのです。