ゴキゲンな夜に一体何が?
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 映画『スイス・アーミー・マン』のダニエル・シャイナート監督が、『ミッドサマー』などのスタジオA24と再びタッグを組んだ映画『ディック・ロングはなぜ死んだのか?』から、タイトル通り死んでしまうディックと仲間たちが、アメリカらしいバカ騒ぎに興じる冒頭映像が公開された。

 本作は、アメリカの片田舎を舞台に、ある日突然死んでしまった男をめぐる騒動を描いたダークコメディー。ある晩、いつものバカ騒ぎをしていたバンド仲間のジーク、アール、ディックの3人。しかし、ディックはあることが原因で死亡してしまう。殺人事件として警察の捜査が進むなか、なぜか2人の仲間は“ディックの死の真相”をひた隠し、自分たちの痕跡を揉み消そうとする。

 公開されたのは、生前のディックが、ジーク、アールと共に深夜の宴会に興じるさまを捉えた冒頭映像。彼らは、練習と称して夜な夜な酒を飲む毎日を繰り返しており、ビール片手に大麻を吸い、レーザー砲と称して花火を股間からぶっぱなし、ガラクタを的に銃を撃ちまくるなど、アメリカならではのバカ騒ぎを繰り広げる。ディック・ロングも満足げにたき火に小便。幸せな一夜をすごす彼にどんな悲劇が訪れたのか、興味を惹く映像となっている。

 『スイス・アーミー・マン』でダニエル・ラドクリフを便利な死体役に起用したシャイナート監督が、再び死をテーマに描く異色作。監督が自らタイトルロールのディック・ロングを演じ、マイケル・アボット・Jrやヴァージニア・ニューコムらが出演する。(編集部・入倉功一)

映画『ディック・ロングはなぜ死んだのか?』は8月7日全国公開