浦和レッズがFWレオナルド(中央)のゴールを含む2得点で横浜FCに勝利【写真:高橋学】

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レオナルド、エヴェルトンがゴール 浦和が連敗を2でストップ、横浜FCは3連敗

 連敗中同士の対戦となった26日のJ1第7節、横浜FCと浦和レッズの一戦は、FWレオナルドのゴールなどで浦和が2-0と勝利し、今季4勝1分2敗として勝ち点を13に伸ばした。

 横浜FCはここ2戦連続で4点差の大敗を喫して迎えたゲームにMF中村俊輔をスタメンのピッチに送り込んだ。一方の浦和も2試合で6失点の状況下でセンターバックを完全に入れ替え。DF槙野智章が今季の初スタメンで、DF鈴木大輔は2月のリーグ開幕戦以来のピッチに立った。そして、中盤では新型コロナウイルスの影響による中断明けで初めてMF柏木陽介が起用された。

 試合は後方から丁寧にビルドアップしたい横浜FCに対し、パスコースを制限して追い詰めたところからボールを奪うことを狙う浦和という展開。横浜FCは左45度付近からFW斉藤光殻が仕掛けたところから何度かチャンスを迎えたが、決定機と言えるところまでは崩しきれず。

 一方の浦和は相手のパスミスをダイレクトで柏木がシュートにつなげる場面や、DF山中亮輔の強烈なミドルがゴールを襲うシーンがあったものの、こちらも相手の最終ラインを崩すには至らず0-0のままハーフタイムを迎えた。

 横浜FCは後半から中村に代えてMF松浦拓弥をピッチに送り込んだ。そして、先制点をものしたのは浦和だった。後半7分、柏木が右サイドから中に入ってきて攻撃を組み立てると、左サイドから中央に進出したMF関根貴大にパス。関根はドリブルで中央を運んだ後にマークを外したFWレオナルドにラストパスを通し、GKとの1対1を冷静にレオナルドが決めて1-0とした。

 そうしたなか、浦和にアクシデントが起こった。同15分、FW興梠慎三が負傷によりベンチに交代を要求。担架で運び出されFW杉本健勇との交代になった。一方横浜FCの下平隆宏監督は、同22分の飲水タイムに合わせて3枚替えを敢行し、流れを変えにかかった。

 反撃に出たい横浜FCが崩しの精度を上げられないなか、浦和は同32分に山中から最終ラインの背後を突いたパスが出ると、杉本が抜け出しそのままドリブルで持ち込んでシュート。しかし、これはゴールポストを直撃して追加点とはならなかった。

 浦和は最後まで相手のパスコースを制限する守備をやり切ってフリーでの突破を許さず。試合終了間際にはカウンターから途中出場のMF柴戸海のクロスをMFエヴェルトンが頭で押し込み、2-0とリードを広げて勝利を収めた。3試合ぶりの無失点での勝利を手にした浦和は連敗を2でストップして7月最後のゲームを終えた。一方の横浜FCは3連敗となった。(Football ZONE web編集部)