ドラッグした範囲を一瞬でメモ&ウィンドウ化できる便利なツール「Rapture」

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Windowsのデスクトップでメモしたいことがあったら?

メモしたい部分をマウスでドラッグする。
すると、ドラッグした範囲が一瞬でウィンドウに変化する。

今回は、そんな便利なフリーソフト「Rapture」を紹介しよう。
手軽なメモツールを探しているならおすすめだ。


●メモする方法は"おにぎり"のカーソルをドラッグするだけ
パソコンでの作業中に、画面の一部をメモとして残したいことはないだろうか。
ネットショップの気になる商品や価格、ウィキペディアで調べた内容、Excelで試しに計算した結果……等々。

そのような場合に、必要な箇所だけを画像にして、デスクトップに貼り付けておけたら便利だろう。それを実現するのが「Rapture(ラプチャー)」だ。

記事末のページからZIPファイルをダウンロードして解凍すると、「rapture.exe」というファイルができる。これが本体だ。
あとは、このファイルのショートカットをデスクトップなどに置いておく。
アイコンは"おにぎり"だ。

使い方は簡単。
起動すると、マウスカーソルが十字カーソル付きのおにぎりの形になるので、メモしたい範囲をドラッグするだけだ。
すると、すぐに選択した範囲がウィンドウになって、デスクトップに貼り付けられる。
また、起動後に
・デスクトップ背景をクリックすれば画面全体
・ウィンドウをクリックすればウィンドウ
それぞれキャプチャされて貼り付けられる。


Raptureの"おにぎり"アイコン。ダブルクリックして起動する。



起動するとマウスカーソルが十字カーソル付きのおにぎりの形になるので、メモしたい場所をドラッグする。



ドラッグした範囲がウィンドウ化される。



同じ手順でいくらでもウィンドウを作ってデスクトップに貼り付けておける。


Raptureのいいところは、ウィンドウ化しただけではファイルとして保存されないことだ。間違ったメモや不要なメモは、ウィンドウを閉じれば削除される。
ファイルとして残すなら、ウィンドウ上で右クリックし、[ファイル]−[保存]を選択してファイル名を付けて保存すればいい。

また、[Ctrl]キーを押しながらドラッグすれば、画像上で描画できる。
ウィンドウ上での右クリックメニューを使えば、回転や反転、テキスト追加などの編集も可能だ。

[設定]を選択すれば各種設定もできる。
ウィンドウの形式や描画の線をカスタマイズできるほか、自動保存用のフォルダを指定することで、選択した範囲を自動的にファイル化する機能も用意されている。


ウィンドウ上で右クリックすると表示されるメニュー。[ファイル]−[保存]で画像ファイルとして保存できる。



[Ctrl]キーを押しながらドラッグすると描画できる。



[設定]を選択すれば機能をカスタマイズできる。


機能的には画面キャプチャに分類されるツールだが、メモツールとして手軽に使えるのがユニークだ。

使いやすいメモツールを探している方は、ぜひ試してみることをおすすめする。

Raptue


井上健語(フリーランスライター)