極上のおいしさ! 自家製『いわしのオイル煮』

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今回ご紹介するのは自家製の『いわしのオイル煮』の作り方。

脂ののった旬のいわしを使った、極上のレシピです。

一度作れば、もう病みつき!

身はもちろんのこと、うまみの染みだしたオイルも最高に美味ですよ。

まずは、いわしを手開きするところからご覧ください。

●いわしの手開き

下準備

いわしは胸びれのつけ根から頭を落とす。切り口から腹の部分を4〜5cm斜めに切り落とし、包丁の刃先で内臓をかき出す。腹の中をよく洗い、水けをしっかりと拭く。

(1)

頭の切り口から尾に向かい、中骨にそって親指をすべらせて開く。

(2)

尾のつけ根の骨を、ぼきっと折る。

(3)

片手で身を押さえながら、尾から頭のほうに向かい、ゆっくりと中骨をはがす。

さあ、準備は整いました!

それではいわしをオイルで煮ていきましょう!

●『いわしのオイル煮』

材料(作りやすい分量)

いわし(手開きにしたもの、上記参照)……8尾分(正味350g)

〈A〉

にんにくの薄切り……2かけ分

赤唐辛子……1〜2本

ローリエ……1枚

塩……小さじ1強

オリーブオイル……1カップ弱

【作り方】

(1)

いわしは背びれを切り取りながら、縦半分に切る。腹骨をそぎ取り、尾を落とす。

(2)

皮目を下にしてバットに並べる。身に塩(いわしの重さに対し2%が目安)をふり、冷蔵庫に1時間ほど置く。

(3)

(2)の水けをしっかりと拭く。フライパンに皮目を上にし、重ならないように並べ入れる。Aをのせ、オリーブオイルをひたひたになるまで注ぐ。

(4)

強めの中火にかけ、ふつふつとしたら弱火にし15分ほど煮る。そのままさまし、さめたら油ごと清潔な密閉容器に入れ、冷蔵保存する(一晩おくと味がなじむ、冷蔵の目安:2週間)。

う〜ん、ふっくらとした身が絶品。

ひと口食べればあまりのおいしさに、しばらく目をつぶってしまいます(実際につぶってしまいました)。

そのまま食べてもおいしいけれど、パスタにしたり、グリルしたなすとともにサンドイッチにしても最高。

身もオイルも、日がたつにつれて味がなじんでどんどんおいしくなるので、毎日が寝るのが楽しみになりますよ♪

贅沢すぎる旬の手仕事『いわしのオイル煮』。

ぜひ一度作ってみて!

料理/飛田和緒 撮影/邑口京一郎 文/編集部・持田

『2020オレンジページCooking夏』より)