横浜FM、SNS上の差別投稿に緊急声明「絶対に許すことはありません」

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 横浜F・マリノスは28日、公式サイトに声明を発表し、インターネット上で見られる差別的発言への注意喚起を行った。

 クラブによると近頃、さまざまなソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)上で「所属選手に対する差別的発言や誹謗中傷を伴う看過できない発言」が行われており、それも「日常的に見受けられるようになっている」ことを確認したという。

 同クラブではGK朴一圭が27日、インスタグラムのライブ中継後に自身のツイッター(@pagi1222)を通じて「今日インスタライブ見てくれた方々をすごく残念な気持ちにさせてしまって本当に申し訳なかったです。見てる方々、自分だけではなくチームメイトも傷つける発言があって残念でしたね。それでも最後まで見てくれた方々には本当に感謝です」と述べ、同様の書き込みがあったことを明かしていた。

 横浜FMでは2014年、サポーターが相手チームの選手に向けてバナナで挑発するという事案が発生。その後、クラブは「『 FAIR PLAY, FAIR SUPPORT』差別・挑発・迷惑行為は、絶対に許しません」とのスローガンを設定し、人権への啓発活動を行ってきた。

 クラブは公式サイトの声明で「このようなことが起きたことは非常に残念でなりません」とした上で「横浜F・マリノスは、いかなる差別的な行為も絶対に許すことはありません。これからも、横浜F・マリノスは、差別撲滅に向けた取り組みを継続的に行って参ります」とあらためて立場を示している。