【前園真聖コラム】第295回「無観客試合を盛り上げる方策を考えよう」
いろいろなスポーツで、無観客試合での再開が検討されているようです。新型コロナウィルスの影響がこれだけ大きいと仕方がないとも思います。
選手の立場では、「観客がいてもいなくても自分のベストを出します」としか言えないでしょう。プロとしてプレーする以上、それは当然ことです。また、週末のために準備して試合をすることだけでも選手のモチベーションは上がるはずです。
ですが、やはりスタジアムの雰囲気、観客のみなさんの応援は選手のボルテージを上げると思います。一挙手一投足に場内が沸くことには喜びと幸せがありますし、プレーに影響があるのは確かでしょう。
配信や放送で見ているほうも、気持ちが上がりにくいかもしれません。中断前のセリエAでも無観客試合をやっていましたが、見ていてやはりいつもとは違う、不思議な空気を感じました。
どうすればいいのかと考えているときに、3月10日に行われたチャンピオンズリーグのバレンシアvsアタランタを思い出しました。この試合は新型コロナウィルスのために無観客試合として開催されましたが、ヨーロッパサッカー連盟はバレンシアがスタジアムで「適度な音量で」録音された応援を流してもいいと認めたのです。
空っぽのスタジアムに歓声だけを流すことが選手にどう感じられるかわかりませんし、僕もそういう経験はありません。ですが無観客試合をどう盛り上げるか、こういうことも試みとしてはいいのではないかと思います。
選手の立場では、「観客がいてもいなくても自分のベストを出します」としか言えないでしょう。プロとしてプレーする以上、それは当然ことです。また、週末のために準備して試合をすることだけでも選手のモチベーションは上がるはずです。
ですが、やはりスタジアムの雰囲気、観客のみなさんの応援は選手のボルテージを上げると思います。一挙手一投足に場内が沸くことには喜びと幸せがありますし、プレーに影響があるのは確かでしょう。
どうすればいいのかと考えているときに、3月10日に行われたチャンピオンズリーグのバレンシアvsアタランタを思い出しました。この試合は新型コロナウィルスのために無観客試合として開催されましたが、ヨーロッパサッカー連盟はバレンシアがスタジアムで「適度な音量で」録音された応援を流してもいいと認めたのです。
空っぽのスタジアムに歓声だけを流すことが選手にどう感じられるかわかりませんし、僕もそういう経験はありません。ですが無観客試合をどう盛り上げるか、こういうことも試みとしてはいいのではないかと思います。
1973年生まれ。横浜フリューゲルス、ヴェルディの他、ブラジルなどでプレー。アトランタ五輪では、主将として28年ぶりに五輪出場を決めた。2005年引退後は解説の他、少年サッカー普及に従事。2009年、ビーチサッカー日本代表としてW杯に出場。ベスト8に貢献した。