進学・転勤、春休みといったイベントの多いこの時季は、出費が増えがちです。節約したいなら、まずは食費を見直すのが効果的。

ESSEが取材した、やりくり達人の赤羽光子さんは、9人の大家族ながら食費は毎月4万円! しかも食卓に並ぶのは、バラエティ豊かでボリュームのあるメニューばかりです。

業務スーパーで買い物することが節約に効果的なのだそう。いつも買っているものを見せてもらいました。


ハイエースで、子どもたちと一緒に買い出しへ

9人家族で食費4万円! 業務スーパー使いに密着!!



赤羽さんが活用しているのは、大容量の食品が安く買える業務スーパー。特大パックの肉やソーセージなどを月に1回まとめ買いし、ムダなく使いきります。業務スーパーで安く買った肉と、無人販売所で買う旬の野菜でつくる料理を中心に、忙しくて疲れた日は冷凍食品で適度に手抜き。食材が少ない日はマカロニなど乾物でカサ増しすることも。

「毎食4〜5品は食卓に並べていますが、子どもたちはペロリ(笑)。それがまたうれしくて、励みになっていますね」



赤羽家の食費内訳
・乾物や冷凍食品、調味料(業務スーパー) 1万円
・生鮮食品や日配品(近所のスーパー) 1万5000円
・野菜(無人販売所) 5000円
・米 1万円


種類豊富な【冷凍食品】を、お弁当や普段の食事に活用



育ち盛りの子どもたちは食欲旺盛。冷凍食品には大いに頼ります。

●揚げ物ならお弁当にも普段の食卓にも大活躍!


冷凍野菜がハズせない!

「揚げるだけで簡単にできてボリューミーな揚げ物は、普段の食事にも出すし、長男のお弁当にも役立ちます。業スーは、種類が多いのもいいんです」

<おすすめはキムチチヂミ>


フライパンで焼くだけで食べられるキムチチヂミは、忙しい日の夕食に重宝。
「辛すぎないので、小さい子どもたちも大好物です」
・30g×10枚入り¥298(神戸物産)

かさましに便利!【乾物】は節約の強い味方に



おかずや主食をボリュームアップしたいときや、おやつにもなる乾物は、まさに節約の要になる食材。


片栗粉や切り餅、缶詰など、なにかと使うので少し多めに用意します。

●食材がきれたら昆布とツナで混ぜご飯に


まとめ買い前におかずが乏しくなったら、炊きたてご飯に塩昆布とツナを混ぜて主食をボリュームアップ!

●揚げてしまえばボリュームアップに!


ボリュームがあるフライや天ぷらは食卓の定番。
「フライドチキンなどに使う片栗粉は、毎回必ず買います」

●マカロニは最強のカサ増し要員


マカロニは、シチューやグラタンに入れたり、カット野菜と混ぜてサラダにしたり、カサ増ししたいとき用に常備しておきます。

●ホットケーキミックスと豆腐を活用しておやつに


ホットケーキミックスに木綿豆腐と砂糖、レーズンを加えて揚げるだけ。
「簡単ですぐつくれるし、節約にもなります」

<撮影/小禄慎一郎 取材・文/ESSE編集部>

●教えてくれた人
【赤羽光子さん】


夫、長男、二男、双子の長女・二女、三男、三女、四女の9人家族。看護師としてパートで働きながら、やりくりに奮闘中