忘れ物防止タグTile、月360円のサブスク開始 置き忘れをスマホに通知
忘れ物防止タグを手がけるTileは2月17日、サブスクリプションサービス「Tile Premium(タイルプレミアム)」を日本国内で提供すると発表しました。料金は月額360円(税込、以下同)もしくは年額3600円で、30日間の無料トライアル期間を設けます。

既にアメリカ、カナダ、イギリス、オーストラリアなどで提供を開始しています。

Tileは、カギや財布などに取り付けておけば、スマホアプリから音を鳴らして、Tileの場所を確認できる仕組みです。Bluetoothの圏外に離れてしまった場合は、自分のTileを全世界のユーザーが探してくれる「Tileコミュニティー」によって検知できます。

新たに提供するTile Premium最大の特徴は「スマートアラート」が使えること。TileはもともとBluetoothを使ってスマホとペアリングする仕組みですが、スマートアラート機能ではBluetoothに加え、特定エリアを仮想的に境界線で囲む技術「ジオフェンス」を組み合わせることで、Tileを持たずに自宅を離れても手元のスマホに通知が届きます。

ただし、スマートアラート機能は、ジオフェンスが構築されてから5〜10分の滞在が必要で、そこから直線で数百メートルほど離れた頃に通知が届く仕様です。このためTileによると、タクシーや電車内などの移動手段では機能しないとのことです。

Tile Premiumでは、ほかにも1つのTileを友人や家族など複数人で管理できる機能、Tileが過去30日間にたどった道を確認できる機能などが使えます。また、メーカー保証期間が通常1年間のところ、Premiumでは3年間に延長されます。保証延長の対象となるのは、全ての電池交換可能モデル、Slim(2020)、Sticker(2020)です。

▲日本国内で販売されているTile

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Source: Tile