鎌倉銘菓の「鳩サブレー」。どこから食べる人が多いのだろうか。

そんな素朴な疑問から、Jタウンネットでは「鳩サブレー、どこから食べる?」というテーマで読者アンケートを実施した(2019年7月2日から20年1月28日、総得票数410票)。

首元が太く、お腹はふっくら。尻尾も細めというより太めのサブレーである。お土産で貰うと、食べるのが惜しいくらいかわいらしいフォルムだ。それでも美味しくいただくわけなのだが...。

用意した選択肢は「頭から」や「尻尾から」、「胴体(胸)から」だ。そして「気にしたことがない」「その他」である。

「可哀想だから尻尾から食べちゃう」

全国の投票結果をまとめたのが、こちらのグラフだ。



全体の半数以上の票数を集めたのは「頭から」(51.2%=210票)だった。何事もまず先頭から、という人が多いのだろうか。「頭から」食べる派だという人の投稿をツイッターなどで検索すると、次のような意見があった。

「頭からがいちばん食べやすい気がする」
「鳩サブレーを食べる時は苦しませず一瞬で楽にできるよう頭から食べてる」
「端からじわじわって拷問でしかない」

頭からが一番食べやすいといった意見のほか、かわいい鳩というイメージがあるからだろうか、苦しませないように食べるというユーザーの声が目立った。

続いて票数が多かったのは「尻尾から」食べる派である。全体の約4分の1、25.9%にあたる106票が投じられた。

「かわいすぎて、食べる時は心を鬼にして尻尾から」
「可哀想だから尻尾から食べちゃうんだよな」

頭から食べるのは可愛そうだという意見がツイッター上には寄せられていた。

「気にしたことがない」派は、12.7%で52票。「胴体(胸)から」派は7.6%で31票だった(その他は2.7%で11票)。

ここで気になるのは、鳩サブレーを製造・販売する「豊島屋」の意見だ。公式が推奨する食べ始める場所はあるのだろうか。

1月30日、Jタウンネットが今回のアンケート結果を報告すると、広報担当者は、

「皆さま色んな場所から召し上がってらっしゃると感心しております」

と話した。結果を受け止めてもらったうえで、推奨する食べ始めの場所を聞いてみると、

「特にはございません。皆さま、お好きなところからお召し上がりください」

という。

正式な食べ方などはないのである。ちなみに、広報担当者オススメの食べ方は、とくにアレンジなどせず、そのまま食べることだという。

「バター風味のサクサク感が味わえます」

とした。

どこから食べても美味しい鳩サブレー。たまには食べ始める場所を変えてみると気分も変わるかもしれない。