リヴァプール「クロップ監督にハマらなかった」8選手

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先日南野拓実が加入することになったリヴァプール。その監督を務めるのはユルゲン・クロップ氏で、様々な選手の才能を開花させてきた名指揮官だ。

しかしその中でも、彼に期待されながら意外とハマりきらなかったという選手も…今回はそんな8名を紹介しよう。

クリスティアン・ベンテケ

リヴァプール所属:2015〜2016

クロップ監督が就任する直前の2015年夏にアストン・ヴィラから加入したベンテケ。ベルギー代表のフィジカルストライカーはシーズン9ゴールとそこそこの結果は残したものの、まったくチームにハマらなかった。

2016年夏にはクリスタル・パレスへ移籍し、リヴァプールでのプレーは1年だけにとどまった。移籍後1年目は15点を決めるなど復活を印象づけたものの、それ以降は鳴かず飛ばずに…。

ロリス・カリウス

リヴァプール所属:2016年〜

ピッチ内では今ひとつ信頼できないシモン・ミニョレの競争相手としてクロップ監督が引き入れてきたドイツ人GK。イケメンとしても有名な選手であり、加入時には大きな話題になった。

しかし結局カリウスもなかなか安定せず。チャンピオンズリーグ決勝では致命的なミスを連発してしまい、敗戦の原因として大きな批判を受けることに…。アリソン加入後はベシクタシュへと長期ローンで貸し出されている。

ドミニク・ソランケ

リヴァプール所属:2017〜2019年

チェルシーの下部組織で育成されたイングランド期待の大型MFだったが、トップチームでなかなか出番が与えられず。2017年夏にリヴァプールへと加入し、「賢い補強」と当初は称賛された。

ただ、序盤こそ期待に応える瞬間はあったものの、シーズンが進むごとにパフォーマンスが落ちてしまい…。結局2年目はまったく出番がなくなり、冬にボーンマスへと移籍した。

ラグナル・クラヴァン

リヴァプール所属:2016〜2018年

ユルゲン・クロップ監督にとってリヴァプールで初めてとなる夏のマーケットで獲得された「驚きの補強」。エストニア代表DFのクラヴァンは、アウクスブルクでプレーしていた屈強なセンターバックだ。

リヴァプールでは控えディフェンダーとしてそこそこ起用されていたものの重要な存在にはならず、2018年夏にイタリアのカリアリへと去っていった。

マルコ・グルイッチ

リヴァプール所属:2016年〜

今もリヴァプールが保有していることをあまり信じられないグルイッチ。2016年に大きな期待を受けて獲得された190cm超えの大型ボランチだ。

クロップ監督が就任してから初めての補強とあって話題を集めたものの、半年間のローンを経て加入したあともほとんど起用されないまま1年半が経過。カーディフ、ヘルタ・ベルリンに貸し出されたままなかなか帰ってこない。

ジョーダン・アイブ

リヴァプール所属:2012〜2016年

2012年に16歳でウィコムから獲得されたアイブ。年代最強のドリブラーとして大きな期待を集め、2015年に就任したユルゲン・クロップ監督は常に彼の才能を高く評価していた。

しかしなかなかリヴァプールでは出番なく、1500万ポンドでボーンマスへと放出された。それはクラブ記録の移籍金だったが、エディ・ハウ監督から「一貫性がない」と批判されるなどずっと活躍できずにいる。

アルベルト・モレノ

リヴァプール所属:2014〜2019年

2014年にセビージャから獲得された。攻撃的なサッカーに適応できるサイドバックとして個性を見せたものの、不安定なプレーが多いことでジェームズ・ミルナーにポジションを奪われたことも。

クロップ監督は彼への信頼を見せていたものの、結局アンディ・ロバートソンが台頭したことでモレノの存在感は全くなくなってしまい…実際チームもそれによってかなり強化された。

ダニー・イングス

リヴァプール所属:2015〜2019年

クロップ監督就任前の2015年夏にバーンリーから加入した若手に見えない若手ストライカー。その序盤戦で結果を残すも、大怪我を負ってしまいシーズンを棒に振った。

クロップ監督の下でリハビリを続けるも、復帰すればすぐに離脱するという不運なめぐり合わせに…。2018年にはサウサンプトンに貸し出され、そのまま完全移籍した。今季は苦しいチームの中でゴールを量産、孤軍奮闘で才能を証明している。