ヒヨコなのか...?(写真はオレンジぱぴこ。さんのツイートより)

写真拡大 (全5枚)

思ってたのと違う――。そんなプレーリードッグの写真が、注目を集めている。

こちらは、ツイッターユーザーのオレンジぱぴこ。さんが2019年11月20日に投稿したツイート。上野動物園(東京都台東区)で飼育されている「オグロプレーリードッグ」の写真が2枚添えられている。

プレーリードッグと聞くと、後ろ足で立ち上がり草原をキョロキョロ見回す、強いて言えば縦長の姿が思い浮かぶ。しかし、写真の中で草を食んでいる動物は、まん丸でフワフワ。筆者の記憶の中のプレーリードッグとは一致しない姿だ。

あまりにもふくふくとしたその姿に、オレンジぱぴこ。さんは、こう呟いている。

「ヒヨコ...?」


ヒヨコなのか...?(写真はオレンジぱぴこ。さんのツイートより)

写真を見た人からも、その丸さやモフモフ度に驚く反応が多く寄せられた。また、中には

「銘菓『プレーリードッグまんじゅう』のデザインに使えそうな姿勢ですね」
「『名菓オグロプレーリードッグ』や『オグロプレーリードッグサブレー』も発売されますように...」

というコメントも。絶妙な背中の曲線と、くちばしのようにチョンと突き出した鼻先からか、名菓「ひよ子」を思い出したようだ。たしかにだいたい同じ形をしている。

ヒヨコにも「ひよ子」にもそっくりなプレーリードッグ。どうしてこんなに丸いのか。Jタウンネット編集部が23日、上野動物園・教育普及係の担当者に話を聞くと、

「冬毛と皮下脂肪により、冬は夏よりもこもこします」

とのこと。冬の寒さに備えるために秋くらいから冬毛に変わりはじめ、丸くモコモコした姿になるようだ。


夏の姿(写真は(公財)東京動物園協会提供)


冬の姿(写真は(公財)東京動物園協会提供)

夏と冬の姿を見比べると、同じ動物とは思えないほどの変わりっぷりだ。

ただ、担当者によると、冬だからと言って大きく行動が変化することはなく、「冬は巣材を集めることが多くなる」程度。巣穴の中では、夏でも冬でも密着して過ごしているそうだ。


夏は暑そう(写真は(公財)東京動物園協会提供)


冬はあったかそう(写真は(公財)東京動物園協会提供)