盛り上がりを見せる日本ファン【写真:荒川祐史】

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東京特派員のガーディアン紙記者がレポート「この盛り上がりはW杯後も続くか?」

 ラグビーワールドカップ(W杯)は日本開催により、日本で空前のラグビーブームが沸き起こった。英紙「ガーディアン」は盛り上がりが大会後も続くかについてクローズアップ。「ラグビーマニアは日本を注目。この盛り上がりはW杯後も続くか?」と見出しを打ち、東京特派員のジャスティン・マッカリー記者が特集している。

 南アフリカを破る大金星を挙げるなど、インパクトを残した前回15年大会について、記事では日本ラグビー協会がその後の盛り上がりにつなげることができなかったと指摘した上で「しかし、この母国開催によって、そのブームが終わらないといういくつかの理由、兆候がある」と紹介。「この変化はまず週末の東京郊外の公園でも見られた」とし、一つの印象的なシーンを挙げた。

「多くの子供たちが夕方、熱気を包みながらプレーしていた。これは今まで見られた光景ではなかった」とラグビーが日常の生活に溶け込み、子供たちが親しんでいる様子をレポート。また、以前は会社、飲み屋でも多くの人がこの時期、野球のプレーオフの会話をする場面が定番だったが、今はラグビーが話題に上っていることも記述した。

 マッカリー記者は「今回のラグビーW杯によって、日本の当たり前だった風景は変わったのである」と分析。周りでは3連勝で迎えたスコットランドを撃破したことが決定的になったとした上で「今までラグビーに無関心で無口な筆者の床屋がラグビーのことを話題にするようになった」と自身が感じる変化を挙げた。

15年大会を教訓に尽力する日本ラグビー協会

 また、日本で人口の半分となる5400万人以上がテレビで試合を観戦、ファンゾーンの来場者は100万人超、日本のレプリカジャージが25万枚販売されたと紹介。一方で、従来はラグビーの競技人口は9万2000人程度で、昨シーズンのトップリーグの観客が1試合5000人を超えた試合は5試合しかなく、ラグビーがこれまで苦戦してきた過去も伝えている。

 その上で「この盛り上がりを認識している日本ラグビー協会は15年にも同じチャンスがあったのにも関わらず、フイにしてしまったことを再び起こさないように努めようとしている」と分析。大会後もスポンサーが協力し、ラグビーを紹介するイベントの開催、ラグビーボールを400校以上の学校に寄贈する計画を立てていることを挙げている。

 都内のラグビースクールでも最近、150人以上の子供が集まり、うち40人が初体験の参加者だったと紹介。「本当に驚きました」などと関係者が語ったことも併せて紹介している。日本でラグビーが史上最も親しまれた1か月。その興味、関心は確かに広がりつつある。そんな様子をマッカリー記者はラグビーの母国のファンにも伝えていた。(THE ANSWER編集部)