殊勲のザニオーロとパストーレがミラン戦を回想

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ローマは27日にスタディオ・オリンピコで行われたセリエA第9節のミラン戦を2-1で勝利した。同試合後、殊勲の働きを見せた2選手がクラブ公式サイトのインタビューで喜びを露わにしている。

近年稀に見る負傷者の多さに加え、ここ最近はジャッジ面での不運が目立つなど逆風に晒されるローマ。それでも、1週間に公式戦3試合を戦う過密日程の中で臨んだミラン戦では、FWエディン・ジェコとMFニコロ・ザニオーロの主力2選手のゴールによって2-1の勝利を収めた。

この試合でクラブに公式戦5試合ぶりの白星をもたらしたザニオーロは、「勝つことが重要だった」と4試合連続ドローから抜け出した意義について語った。

「僕たちは勝ち点3の獲得に本当に満足しているよ。ドローが連続していた中、何よりも勝つことが重要だった。今日に関しては攻撃も守備も良かったと思う」

「チームは多くの面で改善されてきているよ。監督は決して諦めないこと、常に相手に圧力をかけることを求めているんだ。そうすれば、多くの試合で勝つためのクオリティを得ることができるはずさ」

「(ゴールシーンについて)最後の最後までゴールキーパーの動きを見続けていたんだ。そして、相手を先に逆側に動かすことができた。2度目の決定機は止められてしまったけど、ゴールを決められるときがあれば、止められてしまうときもあるものさ」

「(適性ポジションに関して)監督が求めるならば、どこでも気分良くプレーできるよ。僕はこの素晴らしいクラブといつも僕らの背中を後押ししてくれるファンたちのためにすべてを捧げているんだ。自分自身よりもまずはグループのことを考えているよ」

最後に、ローマ加入以降の公式戦9ゴールすべてをホームゲームで決めている20歳のイタリア代表MFは、オリンピコのファンとの特別な関係についても言及した。

「ファンはいつでも素晴らしいよ。彼らはいつでもそこにいてくれるし、たとえ自分が良いプレーができていなくても毎週拍手を送ってくれる彼らに感謝を伝えたいんだ。みんながもっと喜んでくれるように頑張りたいよ」

また、度重なる負傷者を受けて、直近の公式戦3試合連続でフル稼働が続くMFハビエル・パストーレは、パウロ・フォンセカ監督からの厚い信頼を意気に感じているようだ。

「新しいコーチングスタッフが到着して以来、彼らは本当に自分のことを助けてくれているんだ。フィットネス強化を重点的に指導してもらっているけど、今はその結果を証明することができているんだ」

「今週は3試合でプレーしたけど、状態は良いよ。この状態を維持したいね。今は本当に気分が良いんだ。継続的にプレーできていることが間違いなく良い方向に働いているよ。

「それは自分のプレーやドリブルなんかの場面で自信を与えてくれている。昨シーズンに関してはケガや監督の起用法もあって少し自信を失っていたんだ」

「チームは良い状態になってきているし、そこには信念がある。そして、僕たちは自分たちが大きなことを成し遂げられると思っているよ」